レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/10/30
- 登録日時
- 2018/12/27 00:30
- 更新日時
- 2018/12/27 00:30
- 管理番号
- M18103013090523
- 質問
-
戦前、原田敬吾が日本人シュメール起源説を唱えていたと聞いた。その著作を読みたい。
- 回答
-
国立国会図書館サーチ、CiNiiを検索した。
資料1を国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館/図書館送信参加館内公開)で閲覧したところ、原田氏がバビロン民族と日本民族の類似について研究するようになった経緯や、大正6年7月21日のバビロン学会創立会で類似に触れたことなどの記述があった。
資料2(オープンアクセス)でバビロン学会機関誌「バビロン」の掲載論文一覧を確認することができ、原田氏による「日本とバビロン(上)」「日本とバビロン(中の一)容貌の類似」「日本とバビロン(中の二)神話的伝説の類似」などの論文があることがわかり、全国の所蔵館を調べて利用者に伝えた。
資料3では、原田氏が展開した「日本人=バビロン起源説」を三島敦雄氏が継承・発展させて日本人シュメール起源説を大成させたとある。また、『バビロン』で発表していたものと内容・結論が同様の論考を原田氏は雑誌『伝説』に発表したとあり、これは国立国会図書館デジタル送信サービス(国立国会図書館/図書館送信参加館内公開)で閲覧可能である。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 西南アジア.中東[中近東] (227 9版)
- 参考資料
-
-
資料1 森征一「弁護士 原田敬吾とバビロン学会の設立」『近代日本研究』4,1988-03,p.161-179.
資料2 佐藤進「バビロン学会と古代学研究所 : 日本における古代オリエント学研究の黎明 」『立正大学人文科学研究所年報. 別冊』10,1996年3月,p.37-48.
資料3 小澤実/編『近代日本の偽史言説』勉誠出版,2017,p.375,参照はp.296-333.
-
資料1 森征一「弁護士 原田敬吾とバビロン学会の設立」『近代日本研究』4,1988-03,p.161-179.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018103013040190523
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000249383