レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/01/28
- 登録日時
- 2005/04/02 02:10
- 更新日時
- 2012/08/18 02:00
- 管理番号
- M04070114212134
- 質問
-
奈義町と那岐山の漢字が違うのはなぜか。
- 回答
-
『勝田郡誌』p.166~167によれば、豊田、豊並、北吉野の3村合併による新町の誕生に先立ち、小中学生から新町名を募集した結果、約133種の名称の中で、もっとも多かった「奈義」に決定したという記述があった。『角川日本地名大辞典33岡山県』p.815や『日本地名語源辞典』p.187、『日本地名ルーツ辞典』p.725によれば、町名は那岐山に由来するとあり、『角川日本地名大辞典』や『日本歴史地名大系34岡山県』などによると「ナギ」の山名には、古来、名木、奈義、名義、諾などさまざまな漢字が当てられている。小中学生による新町名の募集結果で「奈義」が多かった背景について書かれた文献は見つからなかったため、町教育委員会に照会したところ、合併当時、中学校の名称として「奈義」の漢字が使われていたこと(大正14年に奈義公民学校〔後の奈義青年学校〕として創立。昭和22年に「奈義中学校」の名称になった。)、那岐山を越えた鳥取県八頭郡智頭町に「那岐」という地名がすでにあったためであろうという回答であった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
-
-
国政寛『勝田郡誌』勝田郡誌刊行会,1958,734p 図版7枚.
「角川日本地名大辞典」編集委員会『角川日本地名大辞典』角川書店,1989,1814p.
『日本歴史地名大系34岡山県の地名』平凡社,1988,1073p.
溝手理太郎『市町村名語源辞典』東京堂出版,283p.
『日本地名ルーツ辞典』創拓社,1992,1078p.
-
国政寛『勝田郡誌』勝田郡誌刊行会,1958,734p 図版7枚.
- キーワード
-
- 奈義町
- 那岐山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2004070114225112134
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000021296