レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/03/21
- 登録日時
- 2015/10/31 00:30
- 更新日時
- 2015/11/01 10:26
- 管理番号
- 所沢本-2015-020
- 質問
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解決
童謡「通りゃんせ」の歌詞と歌詞の意味を知りたい。
- 回答
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童謡「通りゃんせ」は、諸説ありますが、川越市の三芳野神社が発祥といわれています。
以下の資料に歌詞と解説があります。
〇『日本童謡事典』 上笙一郎/編 東京堂出版 2005年
〇『瓦版川越今昔ものかたり』 その1からその12 龍神由美/著 幹書房 2003年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『日本童謡事典』 上笙一郎/編 東京堂出版 2005年
p275-276 「通りゃんせ」の歌詞と解説あり。「(前略)三芳野天神は川越城本丸内にあるために警護が厳しく、往きは子どもの七歳のお宮参りだと言えば通してくれるものの 、用が終った帰り道は詰問が一層厳しく、「帰りはこわい」の歌詞になったのだという。」と記述あり。
〇『瓦版川越今昔ものかたり』 その1からその12 龍神由美/著 幹書房 2003年
p33-34 「天神さまの細道」に歌詞と解説あり。「(前略)この歌は、ここ三芳野神社が発祥ともいわれています。その理由は、入口から鳥居までの参道が、歌のように細道であるということがありましょう。また、城内にあるため、お参りしたあとの帰りの警備が厳しかったのかもしれません。」と記述あり。
△『童謡唱歌名曲全集』 第6巻 田村 虎蔵/〔ほか〕共編 名著出版 1989年
p16-17 「通りゃんせ」の歌詞と楽譜あり。
△『靴が鳴る』 さいたま文学館/編集 さいたま文学館 2007年
p12 「第四部 さいたまに生まれた童謡」に「「通りゃんせ」は、旧川越城内にあり「お城の天神様」といわれていた川越市の三芳野神社に由来する。」と記述あり。
△『川越の歴史』 川越市 1982年
p164 「(前略)その東に三芳野天神社があり、当時城内にありまして、「ここはどこの細道じゃ」にはじまるわらべうたは、この城内の天神社をうたったものとも伝えられています。」と記述あり。
△『彩の国「童謡のふるさと」マップ』 埼玉県文化振興課 2001年
三芳野神社の位置と「とおりゃんせわらべうた発祥の地」の碑の写真あり。
2.調査をしたが記述のなかった資料
×『絵図で見る川越』 川越市立博物館/編 川越市立博物館 2014年
×『川越文化ものがたり』 川越文化会/編 さきたま出版会 1993年
×『川越歴史渉猟』 新井博/著 西田書店 1987年
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
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- 日本童謡事典 上笙一郎/編 東京堂出版 2005.9 767.7 4-490-10673-4
- 瓦版川越今昔ものかたり その1からその12 龍神由美/著 幹書房 2003.4 213.4 4-944004-91-5
- キーワード
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- 通りゃんせ
- とおりゃんせ
- 三芳野神社
- 川越
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000183099