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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000197070
提供館
(Library)
岐阜県図書館 (2110001)管理番号
(Control number)
岐県図-2321
事例作成日
(Creation date)
2016年08月09日登録日時
(Registration date)
2016年09月19日 11時18分更新日時
(Last update)
2016年10月12日 10時08分
質問
(Question)
『運材図会』と『木曽式伐木運材図会』は違う資料なのか。
回答
(Answer)
両方とも江戸時代末の、飛騨の材木を河川を利用して運搬するもようを描いたのもので、成立過程にも深い関連があるが、別の資料である。

1 『運材図会』(官材図会)は、文は富田礼彦、絵は松村梅宰(寛一)による。嘉永7年(1854)に成立、大正6年(1917)に高山町の住伊書店から刊行された(以上は1970年版『運材図会』の解説による)。当館で所蔵しているのは大正6年のものと、それを昭和45年(1970)に岐阜県郷土資料刊行会が復刻・縮刷したもの。

2 『木曽式伐木運材図会』は、文の著者は同じく富田礼彦とされているが、絵は不明(※ 追記参照)。『運材図会』にはない下麻生湊より先の様子も含まれている。正確な成立年代は不明だが、安政3~4年(1856~1857)と推測されている(以上は『木曽式伐木運材図会』の解題、あとがきによる)。原本は長野営林局(現中部森林管理局)蔵。当館で所蔵しているのは昭和29年(1954)に長野営林局が刊行したものと、昭和50年(1975)に林野弘済会長野支部が刊行したもの。

(2016年9月追記)
 『運材図会』の元になった類書とされる『官材画譜』(土屋秀世文、松村梅宰画、弘化2年(1845)または嘉永5年(1852)に成立)については、平成4年(1992)に田口忠夫が編集・刊行した『官材画譜草稿』を所蔵している。同資料の解題によると、『木曽式伐木運材図会』は『官材画譜』と同系統の模本で、文も富田礼彦ではなく土屋秀世のものとされている。
<参考資料>
・「「木曽式伐木運材図絵」をめぐって」(井上日呂登著 『森林技術』862号(2014.1)p.24~27)
・「『官材画譜』と『運材図会』」(大野政雄著 『岐阜史学』84号(1991)p.31~38)
回答プロセス
(Answering process)
1 所蔵する両資料を参照し、解説、解題より回答。

2 事例入力時に備考として『官材画譜』について触れるつもりで調査したが、回答に関わる内容があったので、関係論文とともに回答欄に追記した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
森林利用.林産物.木材学  (657 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
用いた資料の刊行後に異論が発表されていたことに、回答時点で気付いていなかった。ある資料で回答にたどり着いても、時間が許すかぎり別資料でも確認することが望ましい。
調査種別
(Type of search)
書誌的事項調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000197070解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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