次の資料に関連の記述を確認しました。
1 県内の食糧事情一般について
・『栃木県の百年』(大町雅美/著 山川出版社 1986)
p.240-242「七 戦後民主化と復興」の「食糧苦にあえぐ県民」の項があります。
・『ふるさと栃木県の歩み』(栃木県教育委員会/編 栃木県文化振興事業団 1986)
p.475-477「戦後の社会混乱」の項で、戦後の栃木県の食糧事情について記述があります。
・『食糧配給公団史料』(食糧配給公団栃木県支局/編 食糧配給公団 1951)
「一 第二次大戦終戦前後の支局管内食料情勢」で、栃木県内の食糧危機、食糧管理の情況について記述があります。
・『栃木県有畜農家の食生活改善に関する考察 実態調査に基く蛋白源自給自足の現状について』(高橋重作/著 栃木県農務部畜産課 1955)
昭和23年度における栃木県民の栄養摂取状況についての記述があります。
・『農産物生産費調査成績 昭和25年6月』(農林省栃木統計調査事務所/編 農林省栃木統計調査事務局 1950)
栃木県における昭和24年の産農産物(米・大麦・小麦・甘藷・馬鈴薯・大麻・煙草・落花生・繭の9品目)生産費調査の成績がまとめられています。
・『栃木県統計書 昭和28年』(栃木県/編 栃木県 1954)
p.82-146「4 農水産業」の項があり、終戦食後から昭和27年(又は昭和27年度)の農水産業の統計がまとめられています。
・『栃木県史 史料編 近現代3』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1979)
p.879-921「七 敗戦時の対応 二 復興対策と県民」の項に「三三 金田村長ノ食糧増産協力依頼」(p.879)と「四七 米作世帯に対しての主食配給停止」(p.916)が掲載されています。
2 特定の食品の事情について
・『栃木酒のあゆみ』(徳田浩淳/著 栃木県酒造組合 1961)
p.452-456「終戦時の情況」等、戦後の栃木県の酒類の製造、販売や食料事情について記述があります。
3 宇都宮市の状況について
・『宇都宮市史 第8巻 近・現代編2』(宇都宮市史編さん委員会/編 宇都宮市 1981)
p.793-「第七章 世相の推移 附文化 第七節 昭和戦後」に食糧事情に関する記述が散見されます。
・『うつのみやの空襲 平和への願いと犠牲者への鎮魂の意をこめて,戦災記録保存事業報告書』(宇都宮市教育委員会/編、発行 2001)
p.172「非常炊き出し」の項があります。
p.186-187「進駐軍から見た戦後の宇都宮」で「住民の栄養状態」「闇市の状態」について記述があります。また、「当時の栄養事情【図版205】」「食卓の風景【図版206】」「食糧の確保【図版207】」で下野新聞の記事とその解説があります。
・『写真でつづる宇都宮百年』(記念出版編集委員会/編 宇都宮市制100周年記念事業実行委員会 1996)
p.62-63「復員と物不足」「芋の配給」「買い出し列車」「ヤミ米取り締まり」等、それぞれ写真と解説があります。