レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年02月11日
- 登録日時
- 2010/02/11 17:06
- 更新日時
- 2010/03/04 15:41
- 管理番号
- 山形県-2008-0050
- 質問
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解決
明治時代に徴兵制度により徴兵する場合、市町村役場は具体的にどのような事務をしたか、わかる資料があるか。(置賜地方を中心に)
- 回答
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お尋ねの件について、県史と置賜管内の市町村史を中心に御紹介します。
1.「米沢市史現代編」P29に『太平洋戦争を戦った人達』の項があり、米沢市の現役兵徴集数が昭和2年から14年まで(表7-1)昭和15年~20年まで(表7-2)表にして記載されています。入隊先、兵種等毎年かなりの人数が軍人として動員されたと思われます。P207からは『徴兵』と『徴用』について記載されています。米沢では徴用は米織業者をはじめ、菓子・米穀・料理店等の中小商工業者が徴用されたとあります。
2.「南陽市史下巻(近代・現代)」P80~『徴兵令』についての記載があります。P207~昭和14年7月の「国民徴用令」により、建築技術者が県内で850人ほど大陸の建築部隊として現地に送られたとの記載があります。
3.「長井市史第3巻(近現代編)」P135~『第三節徴兵令』の項中、P138~143に『徴兵調べ、書上帳』『徴兵連名簿・徴兵人員増減書上帳』として、例示された記載となっています。
4.「川西町史下巻」P412~415『4.徴兵・兵役・動員・召集」の項があり、軍人名簿の作成の記載があります。
5.「山形県史第四巻(近現代編上)」P97~98には明治6年徴兵令施行に基づく山形県の徴兵事務の記載があります。P364~366には明治22年大日本帝国憲法発布により徴兵令が全面改正された時の徴兵事務についての記載があります。P606の表60には明治25年から明治38年までの県内徴兵人員が載っています。
6.「山形県史第5巻(近現代編下)」P412~『第ニ節戦時動員』として、徴兵の項があり赤紙に関する記載箇所があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 国防政策.行政.法令 (393 9版)
- 国防史.事情.軍事史.事情 (392 9版)
- 参考資料
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資料①米沢市史現代編/米沢市史編さん委員会編/米沢市/1996(K274.1/ヨネ/5)
資料②南陽市史下巻/南陽市史編さん委員会編/南陽市/1992(K273.2/ナン/3)
資料③長井市史第3巻/長井市史編纂委員会編/長井市/1982(K272.1/ナガ/3)
資料④川西町史下巻/川西町史編さん委員会編/川西町/1983(K272.5/カワ/2)
資料⑤山形県史通史編第4巻/山形県編/1984(K209/ヤマ/4)
資料⑥山形県史通史編第5巻/山形県編/1986(K209/ヤマ/5)
※( )は自館の請求記号です。
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資料①米沢市史現代編/米沢市史編さん委員会編/米沢市/1996(K274.1/ヨネ/5)
- キーワード
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- 国民徴用令
- 徴兵令
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000063116