レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/02/07
- 登録日時
- 2019/02/25 00:30
- 更新日時
- 2019/02/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-180084
- 質問
-
解決
五木寛之の著作の中に,人の一生を四つに区切って「~期」と呼ぶ言い方について書かれているようだが,それが知りたい。
- 回答
-
以下の資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 五木寛之『林住期』幻冬舎, 2007【914.6/イヒ072】
エピグラフ(書物の巻頭などに置かれる短文のこと。題辞。)
「古代インドでは,人生を四つの時期に分けて考えたという。「学生期」,「家住期」,そして,「林住期」と「遊行期」。「林住期」とは,社会人としての務めを終えたあと,すべての人が迎える,もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。」
pp.9-20「人生の黄金期を求めて」の項に,上記エピグラフにある四つの時期について詳しい記述があります。
資料2 本田剛彦『林住期の途中』北の杜編集工房, 2008【914.6/ホタ085】
p.3 「(前略)作家五木寛之氏が書いた本「林住期」(幻冬社刊)を読んだのである。その著書から引用すると、古代インドでは人生を四つの時期に分ける「四住期」という考え方があった。すなわち、「学生期(がくしょうき)、二十五歳まで」、「家住期(かじゅうき)、五十歳まで」、「林住期(りんじゅうき)、七十五歳まで」、「遊行期(ゆぎょうき)、七十六歳以上死ぬまで」と区切っている。(後略)」
資料3 富士谷あつ子, 岡本民夫 編著『長寿社会を拓く』ミネルヴァ書房, 2006【367.7/064】
pp.180-182 「紀元前後の頃,インドではすでに「四住期」という人生観が知られていた。(中略)第一は「学生期」(中略)第二が「家住期」(中略)第三の「林住期」(中略)第四の「遊行期」(後略)」
資料4 田上太秀『ブッダの人生哲学』講談社, 2002【181/シヤ022】
p.155 「たとえばインドでは輪廻思想が盛んになると(中略)人生を四つの段階に区切った生活パターンを理想的人生と考えるようになった。四つの段階とは学生期、家庭期、林住期、遊行期である。これを四住期と言う。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教教理.仏教哲学 (181 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ヒンドゥー教
- バラモン教
- アーシュラマ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000252110