レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1999/09/01
- 登録日時
- 2004/03/06 19:33
- 更新日時
- 2014/09/30 13:01
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-0063
- 質問
-
解決
忠節橋の歴史について詳しく知りたい。できれば、橋の図面もほしい。
- 回答
-
1 書名、件名から「忠節橋」を検索するが単独の資料は見つからない。
2 『長良川の橋』、『岐阜市史』で概要はわかるが詳しくない。
3 『岐阜県道路史』(県土木部編) で、明治~昭和初期~戦後(現在) の動きがかなり詳しくわかる。橋以前の渡し船のことも。(忠節橋は4代目)
4 『岐阜県道路史』の記述がヒントになって、『島郷土史』『ぎふ早田郷土史』など市内の各地区史を見たところ、他にない詳しい記述が見つかる。
5 さらに、川関係の史料が多い「笠松陣屋文書」に「忠節橋設計図」(明治末の橋)を見つけ、県歴史資料館を案内する。
6 2009年7月に同種の質問あり。明治期の橋の写真があるとよいとのこと。上記に加えて以下の資料を紹介。
・『写真集 明治大正昭和 岐阜』(国書刊行会,1983)
… p.48に明治40年頃の橋の写真。
・今井裕夫「忠節橋Project-川の記憶のデザイン4-」(『岐阜市立女子短期大学研究紀要』No.56(2007))
… 忠節橋を中心とした景観デザインに関する論文。歴代忠節橋の写真を掲載。下記URLより閲覧可能(2009年8月確認)。
http://www.gifu-cwc.ac.jp/tosyo/kiyo/56/zenbun56/chusetsu_imai.pdf
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 橋梁工学 (515 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 橋梁
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
・市町村史レベルで調査をストップせず、地区史にまで当たると宝物が見つかる。
・『岐阜県道路史』は、渡船、橋、峠、トンネル、道路等の調べ物に大変役立つ。
2014年9月30日追記
以下2点の資料に、昭和23(1948)年に架けられた現在の忠節橋の図面が掲載されていた。
①「忠節橋架設工事概要」河瀬令二、湧井義貞著(雑誌「土木技術」3(12) 1948.12 p12-24)
p17-19に、真横から見た全体図、通行方向から見た断面図、鉄枠部分、アーチ左半分の詳細図等、計7点の図面が寸法付きで掲載。
(国立国会図書館デジタルコレクション http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3227760 ※国立国会図書館/図書館送信参加館内公開)
②「運命を分けた二つの併用橋 犬山橋と忠節橋(特集名古屋鉄道)」半野久光、志光茂著(雑誌「鉄道ピクトリアル」59(3)(通号816)臨時増刊 2009.3 p195-201)
p200に、①に掲載の全体図と断面図の2点のみ抜粋して掲載。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000000062