レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/10/26
- 登録日時
- 2009/03/18 02:12
- 更新日時
- 2009/03/30 16:51
- 管理番号
- 埼久-2008-057
- 質問
-
解決
外国人の名前については、国によって苗字と名前の順序やミドルネーム、イニシャルの有無などが異なる。これらの法則について書かれた文献やインターネットのサイトを教えてほしい。
- 回答
-
調査の結果は、以下の通り。
『外国人の姓名』には基本的な各国の姓名事情が記述され、巻末(p228-)に「外国人の姓名構成表」として各国別にまとめられている。
図書館では資料整理にあたり、外国人も含め著者名のデータを作成しているが、データ作成に関しては『日本目録規則 1987 改訂版』に沿って作成され、著者名は姓・名の順にデータ化しており、整理基準に以下の記述があり。
『日本目録規則 1987 改訂版』p257
①「西洋人名中の前置語」の扱いは、その著者の国語の慣習に従う。
注:前置語は、一般名のあとにおかれる。アフリカーンズ語、英語、イタリア語、ルーマニア語(deを除く)においては、姓は前置語からはじまる。フランス語、ドイツ語、スペイン語においては、冠詞または冠詞と前置詞の縮約形だけが姓の前におかれる。
②複合姓は、著者が常用している形か、慣用形を標目とする。図書館の著者データは著者の名前が姓、名の順に整理されデータ化されているので、著作のある外国人名が図書館の蔵書にあればそのデータで姓名の区別ができる。したがって、国内最大の蔵書を所蔵する国会図書館のデータが有力な手掛かりとなると思われる。
国会図書館のサイトで著者名検索をしたところ、以下の結果となる。
「ラ・ラメー,ルイズ・ド」(La Ramee,Louise de.)
「アミーチス,エドモンド・デ」(Amicis,Edmondo de.)
「モンゴメリー,ルーシー・モード」(Montgomery,Lucy Maud.)
「オルコット,ルイザ・メイ」(Alcott,Louisa May)
「アダム・アレクシ=モール」は該当なし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
インターネットによると、外国人の名前のついては、国によって苗字と名前の順序やミドルネーム、イニシャルの付け方が異なるらしい。
(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1497796.html)
「岩波西洋人名辞典」なども参照してみたがわからなかった。
- NDC
-
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 情報資源の収集・組織化・保存 (014 9版)
- 参考資料
-
- 『外国人の姓名』(島村修治 帝国地方行政学会 1971)
- 『日本目録規則 1987 改訂版』(日本図書館協会目録委員会 日本図書館協会 1994)
- キーワード
-
- 人名
- 目録規則
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000052571