レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/08/07
- 登録日時
- 2018/03/30 00:30
- 更新日時
- 2018/03/30 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-170094
- 質問
-
解決
以前,宮城県図書館の展示室で「青柳文庫記」の拓本が展示されているのを見た。
「青柳文庫記」の現物はあるのか,また,拓本の閲覧は可能か知りたい。
- 回答
-
1 「青柳文庫記」について
下記資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号
資料1 東山町松川公民館[ほか]編『青柳文蔵と青柳倉記』東山町松川公民館, 1987【K289/ア11-7】
pp.18-19「青柳文庫記の碑について」の項
「碑は青柳文庫が竣工した翌月の天保二年八月一日に,文庫の前庭に建てられました。高さ約三米もある見事なもので,文は儒学者として,当時江戸でもその名が高い松崎慊堂という人が書いたものです。(中略)この碑も惜しいことに戊申戦争の余波をうけて,姿を消してしまいました。なお,明治四十三年に,この碑の石刷りをもとにして,宮城県立図書館の前庭に有志の手に依って碑が,再建されましたが,その碑も戦災でなくなってしまいました。」
※引用文中の「戊申戦争」の表記は原文のままです。
※青柳文庫記の拓本の写真が掲載されています。
pp.20-23「青柳文庫記」の項
※青柳文庫記の碑文の翻刻です。
資料2 東山町文化財調査委員会編『青柳文蔵伝』青柳文蔵先生没後百五十年祭実行委員会, 1989【K289/ア11-8】
pp.10-11「一, 我が国,初の公開図書館「青柳文庫」」-「3. 青柳文庫記碑」,「4. 再建された文庫記碑」の項
※「青柳文庫記碑文(宮城県図書館所蔵拓本)」の写真が掲載されています(不鮮明)。また,明治43年の碑再建にいたる経緯を示した「碑陰記」も記載されています。
資料3 岩手県学校図書館協議会編『青柳文蔵』岩手県学校図書館協議会, 1980【K289/ア11-6】
p.3-4「文庫記碑」の項
※「明治43年再建の青柳文庫記碑」の写真が掲載されています。
※表紙に青柳文庫記の拓本の写真が掲載されています。
資料4 青柳一史編著『江戸の青柳文蔵』青柳兄弟姉妹会, 2002【K289/アフ025】
pp.39-41「二 各論」-「(一) 我が国,初の公開図書館「青柳文庫」」-「3 青柳文庫記碑」,「4 再建された文庫記碑」の項
※「「青柳文庫碑」拓本(宮城県図書館)」の写真が掲載されています。
資料5 宮城県図書館編『青柳文蔵翁伝 青柳館文庫所在目録』宮城県図書館, 1931【K289/ア11】
口絵2頁目「青柳文庫記の碑(明治四十三年再興)(宮城縣圖書館前にあり)」の写真
口絵3頁目「青柳文庫記碑文(宮城縣圖書館所藏拓本)」の写真
pp.13-15「青柳文庫記」の項
※青柳文庫記の碑文の翻刻です。
2 「青柳文庫記」の拓本の閲覧について
当館所蔵の「青柳文庫記」拓本の書誌情報は下記のとおりです。
資料6 『靑柳文庫記』 松崎復(慊堂)撰文 男谷思孝書 拓本 1軸 221×112cm(181×94cm) 明治43年建碑【KM010/ア1】(『宮城県図書館和古書目録』1)
閲覧用として,下記の複製資料を所蔵しています。
資料7 松崎慊堂撰文, 男谷思孝書『青柳文庫記』宮城県図書館, 1992【K010/マ1/タ】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館.図書館情報学 (010 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 図書館--宮城県--歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 社会人
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000233644