レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/06/15
- 登録日時
- 2018/07/03 00:30
- 更新日時
- 2018/07/18 15:23
- 管理番号
- 1483547
- 質問
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解決
富山藩二代藩主前田正甫が元禄四年に日蓮宗に改宗し寺院を建立するため、常陸国身延流の断絶した寺院から寺号を買い上げたが、その断絶した寺院「長久院」を確認したい。天和時代初期までに廃寺になっていると思われる。国立国会図書館所蔵の『破却帳』に記載されていないか。
- 回答
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ご照会の資料「寺社巡見 破却帳 (杉山叢書 ; 第3-4冊)」(当館請求記号:わ081-11(原本代替請求記号:YD-A-2015))の内容を確認いたしました。
当該資料には目次等がありませんので、本文を可能な限り通覧いたしましたが、ご照会の長久院に関する記述はありませんでした。
なお、「破却帳」部分を全て複写した場合のコマ数は26コマです。(表紙・裏表紙含む)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『水戸市史中巻1』の寛文・元禄の社寺改革の項のうち、水戸城下の破却寺院名一覧を確認したが、一覧にある寺院名・宗派からは特定できなかった。間島由美子「国立国会図書館所蔵江戸期以前寺社縁起関係目録」(『参考書誌研究』40号, 1991.11)の常陸国の項を確認したが該当する寺社は見当たらなかった。『大日本近世史料 [9] (諸宗末寺帳)』(東京大学史料編纂所 編. 東京大学出版会, 1968-1969)も確認したが、記載はなかった。
圭室文雄「近世初期の寺院整理―水戸藩『破却帳』を中心として―」(『明治大学教養論集』37号, 1967.4)で国立国会図書館所蔵の『破却帳』が紹介されていた。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 古典籍(レファレンス)
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000238011