レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20151020
- 登録日時
- 2016/02/14 18:19
- 更新日時
- 2016/08/06 09:29
- 管理番号
- 広県図2015010
- 質問
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解決
古タイヤを気体化又は液体化して活用する方法が知りたい。
- 回答
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古タイヤを気体化又は液体化して活用する方法が書かれていたのは,次の資料である。
『タイヤ年鑑 2015』の「廃タイヤ」の項目には,「廃タイヤの主な利用先と利用方法」の一覧が掲載されている。熱利用,原形利用などの方法があり,熱利用では,丸タイヤをガス化し,おから燃焼用燃料として活用するなど,さまざまな利用法が書かれていた。
『プラスチックリサイクルの基本と応用』には,廃タイヤを熱分解してガスやオイルにすることにより,燃料として利用する方法などが解説されていた。
『業種別審査事典 第3巻』には,タイヤ関連の業種が収録されており,「タイヤ・チューブ製造業」の項目には,リサイクルへの取組みやリサイクル状況に関する記載があった。
『ゴム年鑑 2016年版』には,「廃タイヤの発生量及び処理状況」に関する記載があった。
- 回答プロセス
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1 タイヤに関する情報を調べるため,『タイヤ年鑑』を調べた。
目次から「廃タイヤ」の項目に関連記述が掲載されていることが分かった。
2 リサイクルの観点から,タイヤについて調査した。
目次情報を検索できる国立国会図書館のリサーチ・ナビで,「タイヤ」と「リサイクル」のキーワードで検索すると,当館でも所蔵している『プラスチックリサイクルの基本と応用』がヒットし,リサイクル方法が解説されていた。
3 業界動向を調べることができる資料を調査した。
『業種別審査事典 第3巻』には,タイヤ関連の業種が収録されており,リサイクルに関する記載があった。
4 タイヤの原材料であるゴムに関する資料を調べた。
『ゴム年鑑 2016年版』には,廃タイヤのリサイクルに関する記載があった。
5 「廃タイヤ」をキーワードに,当館所蔵資料を検索したところ,『未来をつくるこれからのエコ企業 1』がヒットした。
内容を見ると,使用済みタイヤチューブを再利用したバッグをつくる会社が紹介されていたが,気体化・液体化した事例ではなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 高分子化学工業 (578 9版)
- 環境工学.公害 (519 9版)
- 参考資料
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- 『タイヤ年鑑 2015』RK通信社,2015 (「廃タイヤ」(p.351-386)の項目に,「廃タイヤの主な利用先と利用方法」(p.360-361)の記載あり。)
- 『プラスチックリサイクルの基本と応用』大柳康/監修,シーエムシー出版,2003 (「廃タイヤのリサイクル」(p.251-263))
- 『業種別審査事典 第3巻』金融財政事情研究会/編,第12次,金融財政事情研究会,2012 (「タイヤ・チューブ製造業」(p.1152-1161)には,「リサイクルなどへの取組み」(p.1156)や,「タイヤリサイクル状況」(p.1157)の記載あり。)
- 『ゴム年鑑 2016年版』ポスティコーポレーション,2015 (「廃タイヤの発生量及び処理状況」(p.92-93))
- 『未来をつくるこれからのエコ企業 1』孫奈美/編著,汐文社,2013 (「廃タイヤを再利用した日本初のバッグ」(p.38-39))
- キーワード
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- タイヤ
- 廃タイヤ
- ゴム
- リサイクル
- 再利用
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188112