このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000186003
提供館
(Library)
千葉県立中央図書館 (2120001)管理番号
(Control number)
千県中千葉-2015-24
事例作成日
(Creation date)
2015年02月28日登録日時
(Registration date)
2015年12月19日 11時11分更新日時
(Last update)
2015年12月25日 10時23分
質問
(Question)
天津小湊の市川村(現在は千葉県鴨川市)は津波で海中に沈んだと聞いたが、そのことについて書かれた資料を見たい。
回答
(Answer)
市川村の津波被害について記述のありました資料及び関係資料をご紹介します

【資料1】『千葉県郷土志』p10「湊村」の項目に「湊村舊治二村内浦(天保の後市川村を合す市川村元大村たり明應中地震海嘯の時大半海に没す)小湊(年月不詳内浦村より分裂す)(後略)」と記載されています。
また、「(前略)天正十八年二月慶長六年七月元禄十六年十一月等數度の海嘯(かいしょう)のため市川村の鹵海(ろかい)變じて海となる(内浦村圖面及口碑)(後略)」と記載されています。

【資料2】『小湊のあゆみ』p23-25 「市川村」の項目があり、近世の市川村について資料の解説等でわかりやすく説明されています。
「(前略)当地が古来から何回か大地震・大津波に見舞われ、海岸の相当部分が陥没したり波に削り取られたりして、片海の土地は海中に没したからであろう。市川村も多くの土地を失い「市川村ともうすは内浦の浜方にて」といわれるような状態になったのであろう。」と書かれています。また、誕生寺の学芸員の寺尾英智著『続小湊山史の散策』(【資料3】)からの記述が紹介されています。

【資料3】『小湊山史の散策 続』
前述の【資料2】で紹介された資料です。「片海と小湊」の項目のp7に、元禄十六年に起きた大地震・津波の被害が大きく、小湊・市川だけでも百五十名以上が津波で亡くなり、海岸線も大きく変化したことが書かれています。

【資料4】『角川日本地名大辞典 12 千葉県』
p106「[近世]市川村」に、「小湊山誕生寺は地内の蓮華潭(れんげたん)と称するところにあったといわれるが、明応7年地震のため海中に没した。その後天正18年、慶長6年、元禄16年にも地震に襲われ、村の大半が海中に没したという(県郷土史)。」と記載されています。

【資料5】『日本歴史地名大系 12 千葉県の地名』(平凡社1996)
p1158「市川村 現天津小湊町内浦」の項目に、「天正一八年(1590)、慶長六年、元禄一六年(1703)の地震で村の大半が海中に没したともいう(千葉県郷土史)。」と記載されています。

【資料6】『元禄地震 九十九里浜大津波の記録』p5「古資料による地方別津波被害」の「安房地方」の項目で、「基熙公記(もろひとこうき)によれば、房州大地震にて九十九里の浜まで津波きたり、(中略)市川村(現天津小湊町)在家三百軒ほど流れる。」と記載があります。

【資料7】『房総半島南部の元禄地震史料 関東地区災害科学資料センター資料』 
口絵ページⅵ 写真7「小湊村と市川村諍論裁許状裏絵図」の掲載があります。この絵図はp61注41によると元禄地震前の誕生寺、市川村付近の海岸絵図であると書かれています。地名等の判読は困難です。
この絵図は【資料8】『天津小湊町史 史料集 1』(天津小湊町史編さん委員会編集 天津小湊町1990)巻頭「誕生寺領絵図」の項目にカラーで掲載されています。
回答プロセス
(Answering process)
・地名辞典【資料3】【資料4】、掲載参考文献【資料1】調査
     市川村変遷:内浦村、湊村、小湊村、天津小湊町、鴨川市
・地方史の棚(安房郡、天津小湊町 鴨川市)をブラウジング
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
関東地方  (213 9版)
日本  (291 9版)
地震学  (453 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『千葉県郷土志』(矢部 鴨北著 大和学芸図書1978千葉県郷土志刊行会 昭和4年刊の復刻版)(9200269965)
【資料2】『小湊のあゆみ』(鴨川市史編さん委員会編 鴨川市教育委員会 2007) (0200869809)
【資料3】『小湊山史の散策 続』(寺尾英智著 誕生寺2006)(0200917085)
【資料4】『角川日本地名大辞典 12 千葉県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編
 角川書店1984』(9200306648)
【資料5】『日本歴史地名大系 12 千葉県の地名』(平凡社1996)(0200646895)
【資料6】『元禄地震 九十九里浜大津波の記録』(千葉県総務部消防防災課 [千葉] 1975序)(9200296102)
【資料7】『房総半島南部の元禄地震史料 関東地区災害科学資料センター資料』(関東地区災害科学資料センター1977)(9200184302)
【資料8】『天津小湊町史 史料集 1』(天津小湊町史編さん委員会編集 天津小湊町1990)(9200270302)
キーワード
(Keywords)
長狭郡市川村
千葉県-鴨川市
地震
津波
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000186003解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!