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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000162059
提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
北方 14-0109
事例作成日
(Creation date)
2014/06/29登録日時
(Registration date)
2014年11月12日 00時30分更新日時
(Last update)
2014年11月12日 18時57分
質問
(Question)
北海道内で増えるウチダザリガニを有効利用しながら減らせないかと思い、捕獲して食べたいと考えている。
捕獲(わななど許可申請が掛るものを除く)、駆除、持ち帰りの手順で効率的な手法、知識を身に付けたい。
ウチダザリガニの習性、簡単な捕獲方法、食用として持ち帰るための効率的な殺傷方法が知りたい。

●その質問の出典や情報源、調査済み事項など
地元自治体問い合わせの際の回答:
 ウチダザリガニについては、特定外来生物と指定されている。捕獲、駆除については個人で行うことができるが、生きたまま運ぶことができないので注意。ウチダザリガニが媒介するザリガニペスト(カビ菌)が、ニホンザリガニに影響を与える可能性が高いので、捕獲に使用した網や、長靴などは消毒することが望ましい。効率的な捕獲・駆除・持ち帰りについては網や手での捕獲となると思われ、それらについての有効な手段は持ち合わせていない。
 当自治体では各団体と協力して河川へカゴ罠を設置して、捕獲・駆除を行っているが、河川敷地への罠の設置は北海道知事の許可が必要となっている。生息状況は把握しきれていないのが現状。特定外来生物については生態系などに影響を及ぼすものであり、生息状況の把握や防除についても今後の課題と考えている。
回答
(Answer)
関連の記述のあった資料を次のとおり紹介。要旨のみ記述。

資料1 →「ザリガニ釣りなどを楽しんだあとは・・・」
     ・観察等が終了したらすぐにもといた場所に戻すか、その場で殺処分
     ・絶対に生きたまま持ち帰らない。
     ・捕った場所以外に放さない。
     「活用方法」
   ・捕まえたその場でゆでるなどして食べられる。
  ・塘路湖ほか漁業権のある場所では、勝手に捕ることはできない。

    ※インターネット上でも公開
      「ウチダザリガニを移動させないで!」(釧路自然環境事務所)
        http://www.env.go.jp/nature/intro/5pr/files/r_uchida.pdf

資料2 →p9:ザリガニは、かご網か素手で捕まえるのが一般的な方法
     p20:水生動物の捕獲に関しては、北海道の法律(条例)で規制されている。
       たも網は、一般的に直径30cm以内なら一般人が許可なく使用できるが、
       それ以上の大きさの網やかご網は、北海道から捕獲許可が必要
   
       外来生物法の関係で、捕まえた場合はその場で逃がすか、その場で殺す
       こと
     p23:許可の要不要など判断が難しいことについては、釧路自然環境事務所
       に問い合わせると親切に教えてくれる。
 
資料3 →釧路地方ではウチダザリガニの料理が流行していることや、捕獲後は調理用に
     ゆでた写真などあり。

資料4 →p498:通常、ゆであげることで殺処分する。

資料5 →p26~33:ウチダザリガニ関係
     p31:防除の記述で、たも網で捕獲、冷凍死させて保管とあり。
 
資料6 →p19~30:「北海道に分布するザリガニ類の採集と飼育方法」
     p23:徒手採集やスルメ等を餌に釣ることができるとあり。
        ※外来生物法以前に書かれた記事

■CiNii Articles ( http://ci.nii.ac.jp/)   「ウチダザリガニ」で検索
 →次の論文ほか多数ヒット。「機関リポジトリ」や「オープンアクセス」の表記のあるものは、
  そのボタンを押せば、本文を画像で見られる。

  ・「外来ザリガニの食用利用」(野中俊文著 『Cancer 21』 p101~102 2012.8)
  ・「開催結果報告 : 得られた見解と今後の展望 (一般公開シンポジウム「外来ザリ
   ガニ類のシンポジウム-環境省指定の特定外来生物,ウチダザリガニを中心に-」」
   (川井唯史著 『Cancer 21』p75~82 2012.8)

    これらには、食材としての利用・普及は大きな可能性を秘めているが、ウチダ
   ザリガニを食用とすることやザリガニ類に対しての教育例は、ほとんど紹介されて
   こなかったことが書かれている。

■北海道立図書館蔵書検索「詳細検索」
   http://www.library.pref.hokkaido.jp/wo/opc/srh/
  「雑誌記事」欄に「ウチダザリガニ」を入れて検索
 →種々ヒットし調査したが、自治体や団体の防除活動の報告事例はあっても、
    個人が気軽に捕獲して食す事例は紹介されていない。
 
<その他参照した主なインターネット情報>
・ウチダザリガニを知っていますか?(阿寒マリモ自然誌研究会 2004.3)
  http://marimo-web.org/data/about_uchida_crowfish.pdf
・ウチダザリガニのページ(北海道)
  http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/zarigani/zarigani_top.htm
・釧路自然環境事務所  http://hokkaido.env.go.jp/kushiro/
・上川総合振興局  http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/
  「ウチダザリガニ」でサイト内検索すると、「ウチダバスターズ通信」等がヒット

   ※インターネット情報の確認日:2014年6月29日

 なお、外来生物法や北海道の条例の規制もあることから、釧路自然環境事務所や
上川総合振興局等に照会することを勧めた。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
節足動物  (485 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 ウチダザリガニを移動させないで! 環境省釧路自然環境事務所 [200-] P485.3/U 館内利用
2 特定外来生物ウチダザリガニの現状と将来 美幌博物館//[編] 美幌博物館 P485.3/TO 館内利用
3 ザリガニの博物誌 川井 唯史∥著 東海大学出版会 2007.2 485.3/Z p133,146-148
4 ザリガニの生物学 川井/唯史?編著 高畑/雅一?編著 北海道大学出版会 2010.2 485.3/Z
5 ザリガニの暮らし 美幌町郷土史研究会∥[編] 美幌町郷土史研究会 2010.11 485.3/Z/イ
6 札幌市豊平川さけ科学館館報 通巻14号 札幌市公園緑化協会 2002.3 Z501 館内利用・期間短縮
キーワード
(Keywords)
ウチダザリガニ
指定外来種
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000162059解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決