レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/08/28 13:40
- 更新日時
- 2018/12/12 16:21
- 管理番号
- 宮城野2014-03
- 質問
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解決
民謡『新さんさ時雨』の譜面が載っている資料を探している。
また、この曲が誕生した背景なども併せて知りたい。
- 回答
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『日本民謡事典』p170に譜面と歌詞、曲が誕生した経緯の記載がある。この資料によれば、太平洋戦争の最中だった頃、地元仙台の作詞家・刈田仁が、かねてより親交のあったNHK仙台放送局に勤める武田忠一郎に一般の人でもすぐ歌えるような易しい曲をと作曲依頼した。しかし、当時は祝儀唄を発表するムードではなかったため、戦後数年たってから着手し、1951年(昭和26年)頃やっと出来上がった。当初は、名調の『さんさ時雨』があるのにと曲の評判は良くなかったが、10年ほど歌い続けるうちに民謡歌手の間で認知度が上がって、現在では広く知られる人気曲となった。
- 回答プロセス
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民謡の書架にある民謡事典数点を確認したところ、『日本民謡事典』に譜面と誕生の経緯の記述を見つけた。
なお、『さんさ時雨』は古くから宮城県一帯(旧伊達藩六十二万石の勢力圏すべての広範囲としている資料もある)で歌われている民謡である。婚礼の祝儀唄として一同手拍子揃えて唱和する。『さんさ時雨』には、元からある『正調さんさ時雨』と同じ詞で端唄化した『お座敷さんさ』、新民謡の『新さんさ時雨』がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『日本民謡事典』 長田暁二/編著 千藤幸蔵/編著 全音楽譜出版社 2012年 , ISBN 978-4-11-880231-2
- 『日本童謡民謡曲集』 広島高師附属小学校音楽研究部/編 柳原書店 1978年
- 『日本民謡選集』 千藤幸蔵/編著 ドレミ楽譜出版社 1996年 , ISBN 4-8108-6013-2
- 『日本民謡全集 2』 雄山閣 1975年 , ISBN 4-8108-6013-2
- 『日本民謡事典 1 北海道・東北』竹内 勉/編著 -- 朝倉書店 -- 2018.5 , ISBN 978-4-254-50026-4
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159022