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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000150781
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2013-110
事例作成日
(Creation date)
2013年09月12日登録日時
(Registration date)
2014年03月19日 16時52分更新日時
(Last update)
2014年06月05日 11時24分
質問
(Question)
浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に斬りかかった理由について、『忠臣蔵 1』(赤穂市 1989)には以下の四つの説が挙げられているが、これ以外に説があるか。また、他に説がある場合、どのような内容か知りたい。
1 乱心説 2 遺恨説 3 塩業確執説 4 持病説
回答
(Answer)
以下の資料に、質問内容の4つ以外の説についての記述があった。
 
『赤穂義士事典 増訂』(赤穂義士顕彰会編 佐佐木杜太郎改訂・増補 新人物往来社 1983)
 p26に「世上伝えられる浅野内匠頭と吉良上野介の確執の原因は、大体二十ほど数え上げられるが、中にはどうかと思われるものも少なくはない」として、以下の諸説の記述あり。
 
(1)p26「Ⅰ 遺恨の原因がまず不明だとするもの。」
(2)p27-29「Ⅲ 賄賂が原因だという説」
  「ここにも諸説があって、(イ)全然進物をしなかったというもの。(ロ)進物は贈ることはおくったが、少なかったというもの。(ハ)前簾に進物をたくさんおくる事は失礼だから、格式だけにとどめて後から多くしようとしたというもの。の三つにわかれる(後略)」とあり。
(3)p29-35「Ⅳ 内匠頭を窮地に追い込んで苦しめようとしたとするもの。」
  その根拠となる五話が紹介されている。
(4)p35-36「Ⅴ 上野介が内匠頭にある要求をして拒絶されたので不和になったという説。」
  次の二つの説が紹介されている。「(イ)狂言袴と茶入れ。」「(ロ)美少年のことから仲違いになったという説。」
(5)p36-37「Ⅵ 内匠頭と上野介が、書画骨董や謡曲について衝突したという説。」
  次の二つの説が紹介されている。「(イ)書画の鑑定」「(ロ)内匠頭の謡曲」
(6)p39-41「Ⅷ 上野介と内匠頭の性格の相違。」
(7)p41-42にその他の説、確執の原因の一覧表に以下のものがあるが、説明はなし。
  「両者の年齢の相違、したがって思想の相違によって生じたという説。」「直接原因としては偶然の出来ごとである」「浅野家の江戸家老がぼんやりしていた」
 
『元禄忠臣蔵データファイル』(元禄忠臣蔵の会編 新人物往来社 1999)
 p88-90「刃傷の原因」に各諸説とその解説あり。各説に出典あり。
 掲載されているのは、賄賂説・虚偽の指導説・要請拒否説・意見の衝突説・経費節約の衝突説・両人の思想・性格的な問題・その他。
 
『教科書が教えない忠臣蔵 それぞれの赤穂事件』(山本敦司、中野元著 扶桑社 1999)
 p18-26「諸説続出する刃傷の動機」の項に、賄賂説、饗応費の倹約説、男色説、家老無能説などの簡単な解説あり。
 
『国史大辞典 1』(吉川弘文館 1979)
 p112-114「赤穂事件」の項あり。質問にない説は「(三)吉良の浅野夫人への恋慕説」のみ。説明はなし。
 
『忠臣蔵 その成立と展開 岩波新書 青版541』(松島栄一著 岩波書店 1964)
 p10に「(内匠頭が上野介を切りつけた理由は)すべて推測であり、極端に言えば想像説である。(そこで私も、またその推測説の上に、上記のごとく、吉良の江戸への帰りの遅かったことを加えたい、とおもうのである)。」とあり。
 
『忠臣蔵 赤穂事件・史実の肉声 ちくま新書』(野口武彦著 筑摩書房 1994)
 p21に、三田村鳶魚著「横から見た赤穂義士」に掲載されている小宮山南梁からの聞書を引用して、「殿中刀傷の原因は「饗応費の倹約から生じている」というのが小宮山説なのである。」とあり。
 
『吉良上野介の正体 真説元禄事件』(佐佐木杜太郎著 エルム 1975)
 p12に「有力原因説の主なものは、まず第一に吉良上野介の強欲説であろう。」との記述あり。
 
『忠臣蔵夜咄』(池宮彰一郎著 角川書店 2002)
 p26-28「池宮仮説」の項あり。老人と若者の言葉の行き違いとする著者の仮説。
回答プロセス
(Answering process)
自館所蔵資料を調査する。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
『赤穂義士事典 増訂』(赤穂義士顕彰会編 佐佐木杜太郎改訂・増補 新人物往来社 1983)
『元禄忠臣蔵データファイル』(元禄忠臣蔵の会編 新人物往来社 1999)
『教科書が教えない忠臣蔵 それぞれの赤穂事件』(山本敦司、中野元著 扶桑社 1999)
『国史大辞典 1』(吉川弘文館 1979)
『忠臣蔵 その成立と展開 岩波新書 青版541』(松島栄一著 岩波書店 1964)
『忠臣蔵 赤穂事件・史実の肉声 ちくま新書』(野口武彦著 筑摩書房 1994)
『吉良上野介の正体 真説元禄事件』(佐佐木杜太郎著 エルム 1975)
『忠臣蔵夜咄』(池宮彰一郎著 角川書店 2002)
キーワード
(Keywords)
赤穂事件 (1701-1703)
仇討
吉良 義央(キラ ヨシナカ)
浅野 長矩(アサノ ナガノリ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000150781解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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