レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/03/18 12:37
- 更新日時
- 2023/03/04 13:21
- 管理番号
- 神戸図-564
- 質問
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バウムクーヘン(Baumkuchen)の歴史
- 回答
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『百菓辞典』p189 ―190 「バウムクーヘン」の項目
今のようなクーヘンは19世紀に作られたとされる。一説によるとドイツ名声店「イエーデッケ」で作られるようになり、宰相ビスマルクに認められ、ドイツを代表する菓子として有名になったといわれている。原形はフランスガスコーニュ地方に伝わるピレネーではないかとも言われている。
『ドイツ菓子大全』p36 「バウムクーヘン」の項目
原形といわれるのは、パン生地を巻いて直火で焼いたオベリアスという古代ギリシアの菓子。15世紀にはシュピースクーヘンという紐に巻きつけて焼いた菓子の記録があり、現在のような年輪のように焼き上げる形のものは18世紀に登場したといわれている。
『新ラルース料理大事典 1』p94 「バウムクーヘン」の項目
オーストリアが起源で19世紀ルクセンブルクでは家庭の祝い事に欠かせないものになった。
朝日新聞夕刊 2014年1/27~31「バウムクーヘンをたどって」連載。全5回。
広島の原爆ドームが、日本のバウムクーヘンの原点といえる。広島県物産陳列館(現・原爆ドーム)で1919年3月4日、似島俘虜製作品展示会が開かれ、第一次世界大戦でとらえられたドイツ人捕虜の作った品が展示された。その際に、カール・ユーハイムがバウムクーヘンを出品した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 8版)
- 参考資料
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- 『百菓辞典』東京堂出版 1997 (PV:6000183644 5883=M7)
- 『ドイツ菓子大全』柴田書店 2012 (PV:7200273636 596=P2)
- 『新ラルース料理大事典』全4巻 同朋社メディアプラン 1999 (CT:7200076927 596=M9=1-4)
- キーワード
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- バウムクーヘン Baumkuchen
- バームクーヘン
- 洋菓子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000150730