レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/5/29
- 登録日時
- 2013/12/31 19:51
- 更新日時
- 2014/05/28 17:38
- 管理番号
- OSPR13030111
- 質問
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解決
貝がお金として扱われたのはいつからか。
どこの国で使われたかも知りたい。
- 回答
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『世界大百科事典 4』(平凡社 2005)
p.497「貝貨」の項目に「中国では古代にキイロダカラガイの殻が貨幣に使用され、殷墟(いんきょ)から出土している」とあり、中国では殷の時代に使われていました。(紀元前16~11世紀)
「インド、アフリカではもっと後世に及び、太平洋諸島、とくにニューギニアでは最近まで使用されていました。(略)アメリカインディアン(西海岸)ではツノガイをひもで通して貝貨とした。」とあります。
『金・貝事典:漢字百話金・貝の部』(海江田万里/監修 大修館書店 1988.10)
p.82に中国の殷の時代に「貝貨」が使用されたとの記述があります。
『世界コイン図鑑 カラー版』(平石国雄/編・共著 日本専門図書出版 2002.4)
p.9に中国の殷の時代に使われた「貝貨」の写真があります。
『写真記録日本貨幣史』(大蔵財務協会/監修 日本ブックエース 2012.11)
p.10「貝殻の貨幣を貝貨というが、日本に伝わったと思える貨幣の中では一番古いものである。紀元前千四百年から四百年(縄文時代)中国殷王朝から周時代に北部中国で貨幣の役割を果たした。」とあります。
『貝 1:ものと人間の文化史』(白井祥平/著 法政大学出版局 1997.9)
p.55-106「貝と貨幣」の項目があり、説明があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 8版)
- 参考資料
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- 『世界大百科事典 4』(平凡社 2005) (497)
- 『金・貝事典:漢字百話金・貝の部』(海江田万里/監修 大修館書店 1988.10) (82)
- 『世界コイン図鑑 カラー版』(平石国雄/編・共著 日本専門図書出版 2002.4) (9)
- 『写真記録日本貨幣史』(大蔵財務協会/監修 日本ブックエース 2012.11) (10)
- 『貝 1:ものと人間の文化史』(白井祥平/著 法政大学出版局 1997.9) (55-106)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000142922