レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年7月5日
- 登録日時
- 2013/09/19 15:09
- 更新日時
- 2013/09/19 15:13
- 管理番号
- 2013.10-03
- 質問
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「不気味の谷」について知りたい。
- 回答
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1 『知恵蔵 2007』p687 ヒューマノイドの姿やしぐさを人間に似せていく場合、ある程度までは親近感が増すが、人間にかなり近づいたところで急に不気味さや嫌悪感が出てくる現象のこと。森政弘東工大名誉教授らが名付けたとある。
2 『ロボット情報ハンドブック』p672~ 「不気味の谷」について解説がある。また、このような現象が起こる原因についての筆者の考察や不気味の谷を越えるロボットについても記述あり。
3 『顔という知能』p118~ 最近のロボットで顔を極端に抽象化されている例として、ホンダのアシモ、ソニーのクレオ、三菱重工のワカマルの例を挙げている。顔表情を完全になくし、不気味さを感じることを防止しているとある。森氏の発見した「不気味の谷」を、縦軸に「親和性」-「拒絶性」をとり、横軸に「人間への形態類似性」をとったグラフにおいて示したとき、親和性が負になるグラフの谷を「不気味の谷」と呼んでいる。
4 『ロボコンマガジン』2003年6月号 p49~ 「不気味の谷‐人型ロボットデザインへの注意‐」という森政弘氏が書いた文章が掲載されている。不気味の谷の概念について解説している。「不気味の谷」、「動きが加わった場合の不気味の谷」といったグラフあり。
5 朝日新聞2004年9月18日夕刊7ページ 「不気味ですか?「人間そっくり」ロボットとどうつき合う」という記事あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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知恵蔵 : 朝日現代用語 2007. 朝日新聞社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008347734-00 , ISBN 4023900079 -
松原仁, 野田五十樹, 松野文俊, 稲見昌彦, 大須賀公一 編. ロボット情報学ハンドブック. ナノオプトニクス・エナジー, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010815689-00 , ISBN 9784764955073 -
原文雄, 小林宏 著. 顔という知能 : 顔ロボットによる「人工感情」の創発. 共立出版, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007464632-00 , ISBN 432012104X -
オーム社 [編]. ロボコンマガジン. オーム社, 1998. (Ohm mook), ISSN 18837832
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000105293-00 (2003年6月号)
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知恵蔵 : 朝日現代用語 2007. 朝日新聞社, 2007.
- キーワード
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- 不気味の谷
- ロボット
- グラフ
- 森政弘
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000137370