数種類の名称がある。以下にあげる。
『世界の民族衣装文化図鑑』1中東・ヨーロッパ・アジア編、p.228の[354]の写真のキャプションによると、ティカ(tikka)またはビンディ(bindi)
「コルカタの女性が婚礼のサリーを披露している。…額には赤い斑点ティカ(tikka)またはビンディ(bindi)をつける。これはヒンドゥー 教の儀式でつける祝福を表わす印である。」
『大インド展 ヒンドゥー世界の神と人 特別展』 p.87によると、ティクリ(ビンディ)。もともとティラックと呼ばれた。
「額につける赤い印、ティクリ(ビンディ)がある。もともとティラックと呼ばれ、自分の属するヒンドゥー教徒の宗派をあらわす文様である。男性 も女性も付ける宗教的な印であり、また悪霊から守護する役目も果たしている。」
『原色世界衣服大図鑑』 p.31によると、シンデゥルSinder(ボンベイ地方の呼名)、ティカ、ティラク
「額に見える紅点の化粧は、シンデゥルSinder(ボンベイ地方の呼名)と呼ばれ、幸福のシンボルとされている。ティカ、ティラクなど地方によ り呼び名 がいろいろある。」
ネットのウィキペディアの「ビンディー」によると、ビンディー、ティラカまたはティラク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC (2012年11月末現在)
「額に施す装飾。原則として既婚で、なおかつ夫が存命中のヒンドウー教徒の女性がつけるものである。…ビンディーを施す位置は、第6チャクラであ るアージニャーで、眉間の少し上である。」
「ファッション的な意味合いが強いビンディーとは違い、ティラカまたはティラク…は、宗教的な装飾である。色や形で信仰する宗派…を示す。ビン ディーと違い性別や既婚/未婚は問わず、聖職者や修行者に多いが一般人でもつけることは多い。ビンディーとは別物であるが、混同されたり、ビンディーがティ ラカの一 種と位置づけられることもある。」