レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/31
- 登録日時
- 2012/08/24 02:12
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M12033110412598
- 質問
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53年に住金が始めた「ご安全に」あいさつ運動について、住金が発祥である旨が確認できるもの、やり始めたきっかけなどが分かるものはないか。また、鉄鋼業界以外に広まっているそうだが、そのことが確認できるものはないか。
- 回答
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所蔵資料では「ご安全に」あいさつ運動についての記述は見つからなかった。WEBページでは、「ご安全に」あいさつ運動について、またその由来について書かれた資料が見つかったので紹介した。
資料①には「現在、作業現場で広く使われている『ご安全に』という挨拶や、作業前に危険を予想し対策に結び付ける『危険予知(KY)活動』は、当社が始めた活動です。」との記述がある。資料②には「当社で始まった安全活動の中には、全国に広まったものもあります。たとえば現在、多くの企業で日常的なあいさつとして浸透している『ご安全に!』は、昭和26年、製鋼所製鋼課の大中副長が、ドイツの鉱山で『Gluckauf』という『ご無事で』という意味の坑夫のあいさつ言葉を知り、帰国後、従業員への安全啓発策として『ご安全に!』をあいさつ言葉にするよう提言しました。そして『ご安全に!』あいさつ運動は、鉄鋼業界を中心に日本全国へと広がっていきました。」との記述がある。資料③には「私が新入社員で配属されたときの製造部長は情熱を持って物事を徹底的にやるいわゆる『怖い人』だった。今では日本の鉄鋼各社の工事現場で日常交わされている『ご安全に』と言う挨拶も元は、この方がドイツに出張されたとき炭鉱で炭鉱夫たちの間で交わされていた挨拶を持ち帰り社内に徹底されたのが始まりである。」との記述がある。資料④には「ご安全に!…普段あまり耳にしない言葉・挨拶でしたが、最近に至っては多く耳にするようになりました。日本で初めて、昭和28年から住友金属工業では、現場での安全意識高揚・喚起するために、全事業所で挨拶運動として展開したようです。ちなみに、ご安全にの語源は元々、ドイツの鉱山で使われていた挨拶の言葉「ご無事で (グリユックアウフ)」が発祥らしいですが日本では明治時代にドイツ語のまま使われ始め、大正時代に「ご安全に」と訳されたそうです。」との記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 企業.経営 (335 9版)
- 参考資料
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資料① 住友金属工業株式会社『経営報告書2010 2010年3月期』住友金属工業株式会社,78p,参照はp.42 URLは「関連情報URL」欄にあり.(H24.3.29確認)
資料② 住友金属工業株式会社『高い品質で、当社製品は社会を 支えています』を参照 URLは「関連情報URL」欄にあり.(H24.3.29確認)
資料③ 野田忠吉「企業で働く技術者のための工学教育」まてりあ Vol.42, No.2(2003) pp.111-114, 参照はp.111
※Journal@rchiveで閲覧可能 URLは「関連情報URL」欄にあり.(H24.3.29確認)
資料④ 株式会社日電テレコム『事業概要/事業の相関図』を参照 URLは「関連情報URL」欄にあり.(H24.3.29確認)
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資料① 住友金属工業株式会社『経営報告書2010 2010年3月期』住友金属工業株式会社,78p,参照はp.42 URLは「関連情報URL」欄にあり.(H24.3.29確認)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2012033110442512598
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000110555