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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000109811
提供館
(Library)
熊本大学附属図書館 (3110045)管理番号
(Control number)
2012C011
事例作成日
(Creation date)
2012年08月09日登録日時
(Registration date)
2012年08月09日 11時12分更新日時
(Last update)
2012年08月09日 11時17分
質問
(Question)
寛政四年(1792年)に発生した天災「島原大変肥後迷惑」の際、被災民の救済、被災地の復興などの面で活躍した藩主や藩士、村役人、あるいは江戸幕府の代官などについて知りたい。関連図書・論文を教えてほしい。
回答
(Answer)
熊本大学附属図書館に所蔵されている資料を確認しました。
特定の人物について詳細に記載されている資料は見つかりませんでした。
下記の資料に、島原大変について詳しく記載されていました。
また、島原大変の被害状況について詳細に記載されている古文献が数多く存在しており、その一部は翻刻または現代語訳されています。
古文献が記され た年代等に注意して確認する必要があります。

【図書】
図書1.新熊本市史編纂委員会『新熊本市史 通史編第四巻近世Ⅱ』 熊本市, 2003 
     中央館・第3閲覧室 219.4 Sh,64 T(4)
      http://opserv.lib.kumamoto-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BN09918624

     第五章第三節 災害と救恤・復興
     p.445-449島原大変
     p.449-451島原大変の復興

図書2.「嶋原大変記」『日本農書全集第66巻 災害と復興一』農山漁村文化協会, 1994
     中央館・書庫(図書) 610.8 N,77 (66)
      http://opserv.lib.kumamoto-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BN10620335

     p.181-232
     長崎県立長崎図書館所蔵の写本『嶋原大変記』を底本とした翻刻・現代語訳・語釈が掲載されています。
     p.233-250
      解題(執筆者:高木繁幸)
         一、底本と執筆者について
         二、被害の状況
         三、復興の足どり
             1、当時の島原藩財政
             2、藩のとった対策
               藩が行った人命救助、医療援助、食料援助等について記載されています。
             3、復興のための藩政
               藩主・松平忠恕(ただひろ)が大変直後に急逝し、後を継いだ忠馮(ただより)が
               諸問題を抱えながら島原藩校「稽古館」を創設した経緯や
               家臣俸禄の借上げ、はぜの専売制の強化について記載されています。
             4、「大変」後の藩負債と町・村の返済協力
               幕府からの拝借金や島原藩に融資した商人について記載されています。
         おわりに―二〇〇年目の普賢岳

図書3.『新収日本地震史料 第四巻別巻』東京大学地震研究所, 1984
     中央館・書庫(図書) 453.21 Sh,69 (4)
      http://opserv.lib.kumamoto-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BN00729837

   日本全体に残された地震と津波の古記録集です。
   第四巻別巻の前半329ページには、島原大変の古文献が多数収められています。
   下記の論文1の前半に、古文献に関する解説が掲載されています。

図書4.菊池万雄『日本の歴史災害 江戸後期の寺院過去帳による実証』古今書院, 1980
    中央館・一般 210.5 Ki,24

    p.95-121
      第1章第2節 寛政4年雲仙岳噴火と眉山崩壊津波
      古文献の紹介と簡単な解題が掲載されています。
      寺院過去帳による島原側と熊本側それぞれの被災状況について記載されています。

図書5.神代古文書勉強会『寛政四年子正月島原地変記』ブイツーソリューション, 2012
     中央館・一般 369.3 Sh,35
      http://opserv.lib.kumamoto-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BB08773634

     長崎歴史文化博物館に所蔵されている「島原地変記」を解読し、読み下し文として編集したもの。
     佐賀藩の飛び地である神代(こうじろ)領を治めていた神代鍋島氏が記録した古文書で、
     主命により島原半島南部や西部を視察した井出作左衛門他四人の報告や復興の状況が記録されています。

【論文】
論文1.都司嘉宣, 日野貴之. 寛政四年(1792)島原半島眉山の崩壊に伴う有明海津波の熊本県側における被害,および沿岸遡上高. 東京大学地震研究所彙報. 1993, 68(2), p.91-176.

    インターネット上で無料公開されています。(東京大学UT Repository)
     http://hdl.handle.net/2261/13116  (最終アクセス日:2012年8月8日)

    「1.はじめに」では、寛政4年4月1日の雲仙普賢岳の東側(眉山)の崩落によって起こった津波による
    熊本県側の被害の事情について記した文献に 関する先行研究について紹介されています。

    「2.「島原大変」の古文献」では、「新収日本地震史料 第四巻別巻」に収録された島原大変に関する
    熊本県側の津波の状況を伝える古文献の主なリ ストとそれぞれの解題が掲載されています。

    「11.熊本藩の記録が誇張を含まないか,という疑問に対して」には、島原藩に対する江戸幕府の援助についての記載がありました。

論文2.片山信夫. 島原大変肥後迷惑. 科学. 1974, 44(9), p.566-570.
    「島原大変の古記録」の項目で「島原大変記」が紹介されていました。
回答プロセス
(Answering process)
1.郷土資料コーナーで図書1を確認した。
2.CiNii Articleを検索した。 http://ci.nii.ac.jp/
  キーワード「島原」「大変」→論文2がヒットした。
  キーワード「島原」「眉山」→論文1がヒットした。
3.論文1に記載されていた図書3と図書4の自館所蔵について熊本大学OPACで確認した。
   http://opserv.lib.kumamoto-u.ac.jp/opc/
4.論文2に記載されていた「島原大変記」について熊本大学OPACで確認したところ、図書2がヒットした。
5.369.3 災害.災害救助 の書架で図書5を確認した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
九州地方  (219)
社会福祉  (369)
気象学  (451)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
災害
震災
防災
噴火
雲仙岳
雲仙普賢岳
地震資料
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
熊本市立図書館からの照会に対して回答
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000109811解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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