このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000103227
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2011-153
事例作成日
(Creation date)
2011年10月12日登録日時
(Registration date)
2012年03月08日 09時52分更新日時
(Last update)
2012年06月02日 13時51分
質問
(Question)
中国古代の製糸方法とその用具類について調べたい。
用具類は遺跡・墳墓からの副葬品になっているものが多いと思われるが、それらの図・写真・解説も見たい。
回答
(Answer)
中国古代の製糸方法とその用具類について記述のある資料と、副葬品としての製糸用具の写真や解説について記述のある以下の資料を紹介した。

中国古代の製糸方法とその用具類について記述のある資料
『中国農業史研究 増補版』(御茶の水書房 1979)
p163「附中国の養蚕考 第六節 漢代の〓糸・織機」の項に、『淮南子 20 泰族訓』、『礼記 14 祭儀 第24』を引用し、宮中の儀礼の記述にある糸を繰る方法を原文および日本語の説明で紹介している。
「盆中に繭を入れて、手で三たび淹(いとく)り、いとくるごとに、手で其のいとぐちを振り出していたものと、想像されるのである」と記述あり。

『養蚕の起源と古代絹』(雄山閣 1997)
p175-177「蛹の利用と繭殻の利用」の項に、中国後期新石器時代の製糸法に関する記述あり。
p261-267 「漢代の養蚕」に、「泰族訓」から「繭の性は糸となる。しかし、工女が繭を熱湯で煮て」と引用し、漢代の繰糸前処理としての煮繭について記述あり。

『野蚕録』(王元綎緒 法政大学出版局 1999)
p188-207〈繰糸〉の項に製糸方法についての解説あり。
p208-222〈繰具〉の項に製糸に使う用具についての解説あり。
上記については、いずれも解説が詳細で、「繰具」の項には図も豊富であるが、いつの時代のものかを示す記述なし。
 ※この資料の原本は1902年。

『中国古代絹織物史研究 上』(佐藤武敏著 風間書房 1977)
p43に、「先史時代の紡錘車は中国で現在なお使用されている紡錘車と少しも変わらない」という記述あり。
また「繭殻」が出土しているということに関連して糸の材料に関する記述あり。

『絹と布の考古学 考古学選書 28』(布目順郎著 雄山閣出版 1988)
p59-87「世界最古の蚕紋、陶蛹、繭及び絹」主に材料(繭)についての記述あり。
p108-「絹:中国の地域による違い」主に材料(繭)についての記述あり。

『綿繰具(わたくりぐ)の調査研究』(角山幸洋著 関西大学出版部 2001)
p13-17「中国の綿繰」に、綿繰の方法を「農桑輯要(1273年)」「農書(1313年)」などの書物から引用・紹介している。図版なし。
p17-18「綿繰具の名称-中国における名称」に、12種類の綿繰具を紹介している。図版なし。
「巻末図版」に「図4 王禎『農書』「農器図譜」19 木綿 木綿攪車」あり。
         「図5 徐光啓『農政全書』巻35 木綿 木綿攪車」あり。

『出土文物からみた中国古代』(宇都木章著 汲古書院 2008)
p77-82「古代の絹と採桑の話」に、絹織物と桑についての記述あり。

『天工開物』(宋応星撰 藪内清訳注 平凡社 1987)
p48-49に〈糸くり〉の項あり。
p65に〈糸くり〉の図あり。
 ※『中国学芸大事典』によると「天工開物」は1637年刊。「明末の農工業史を知るための重要書」とあり。

松浦宥一郎「中国古代紡織技術の発達と紡織製品」(『季刊考古学 91』p82-86 雄山閣 2005.5)
「新石器時代に入ると、石製・土製の紡錘車(石紡輪・陶紡輪)が普遍的に出土し紡錘技術の存在が確実になった。」とあり。

『織物の用具と使い方 基礎技法講座 7』(技法叢書編集室編 美術出版社 1980)
p110「紡ぎ」に「はずみ車を使った手紡ぎ」あり。「現在でも、中近東や中国、南米などで使われている手紡ぎの道具」とあり。写真あり。

『和漢三才図会 5』(寺島良安〔著〕 島田勇雄〔ほか〕訳注 平凡社 1986)
p373-374「〈オオガ【繅】〉の図あり。「繭を煮て糸を取る道具」とあり。
「紡車」図・解説あり。「紡車は糸を収めるものである。」とあり。

『中国文化便覧(中日併記)』(任启亮主编  国务院侨务办公室〔编〕  外语教学与研究出版社 2007)
p73に製糸の器械のような絵あり(出典、時代不詳)
p90 紡績工程図・製糸機械の絵あり。
「黄道婆」の伝説について、記述あり。

副葬品としての製糸用具の写真や解説のある資料
『中国文明の誕生』(林巳奈夫著 吉川弘文館 1995)
巻末の索引から
p305-307(「安陽の殷墟文化」中)に〈紡錘車〉の項あり。藁城台西村出土の土器の紡錘車各種の写真あり。使い方についての記述あり。

『画像が語る中国の古代』(渡部武著 平凡社 1991)
p190-193「勝県龍陽店出土の画像」の解説に、製糸作業についての記述あり(図あり)。
※糸繰り作業については、元・王禎撰「農書」、明・宋星撰「天工開物」、清・楊セン(「山山」)撰「■風広義」(ひんぷう)等の技術書や農書の挿絵中にも具体的に掲載されていることが記されている。

『中国古代文明の原像 上』(アジア文化交流協会 1998)
p45に図版61、62「土製紡錘車」とその解説を含む「傑出した紡織・編み物技術」あり。

『図説古代中国5000年の旅』(韓中民 ユベール・ドラエ著 日本放送出版協会 1987)
p20に写真「陶製紡錘車(浙江省余姚県河姆渡遺跡)新石器」あり。
この遺物についての解説はなし。本文中に前5000年ないし前4000年頃の遺跡であるとの記述あり。

『「中国浙江省文物展」図録』(栃木県立博物館編 栃木県立博物館  1992)
p12に、新石器時代「資料番号11 紡織工具(河姆渡遺跡出土)」の白黒写真あり。(p50にカラー写真と解説文あり。)
p51に、新石器時代「12 陶製紡輪具(河姆渡遺跡出土)」のカラー写真と解説文あり。

『图说中国传统服饰』(図説中国伝統服飾)(郑婕著 世界图书出版 2008)
p5に、糸を紡いでいるらしき絵と、糸紡ぎの道具と思われる出土品あり。
回答プロセス
(Answering process)
その他、調査済み資料は以下のとおり。 ※記述のなかったもの。
『中国農書が語る2100年 中国古代農書評介』(石声漢著 KIC思索社 1984)
『中国農書 上・下』(ウィルヘルム・ワグナー著 刀江書院 1972)  
『夏殷文化の考古学研究』(飯島武次著 山川出版社 1985)
『新中国の考古学』(中国社会科学院考古研究所編著 平凡社 1988)
『安陽発掘』(李済著 新日本教育図書 1982)
『文化大革命中の中国出土文物』(朝日新聞社編 朝日新聞社 1973)
『中国皇帝陵の起源と変遷』(楊寛著 学生社 1981)
『中国考古学の新発見』(中国社会科学院考古研究所編 雄山閣出版 1990)
『シリーズ世界史への問い 2 生活の技術生産の技術』(柴田三千雄〔ほか〕編集 岩波書店 1990)
『世界の大遺跡 9 古代中国の遺産』(講談社 1988)
『もめんのおいたち』(日本綿業振興会 1998)
『綿と木綿の歴史』(武部善人著 御茶の水書房 1989)
『綿花から織物まで』(日本紡績協会 1980)
『シルクロードと綿』(奥村正二著 築地書館 1985)
『おもしろい繊維のはなし』(繊維学会編 日刊工業新聞社 1993)
『中国江西省文物展』(岐阜県美術館編 岐阜県美術館 1988)
『中山王国文物展』(東京国立博物館〔ほか〕編 東京国立博物館 [1981])
『中国古代農業博物誌考 』(農山漁村文化協会 1990)
『中国農業の伝統と現代 』(農山漁村文化協会 1989)
『唐宋変革期農業社会史研究(汲古叢書 9)』(汲古書院 1996)
『斉民要術 校訂訳注 』(アジア経済出版会 1984)
『シルクロードのルーツ 』(日中出版 1982)
『家蚕の起源と分化に関する研究序説』(吉武成美著 東京大学農学部養蚕学研究室 1988)
『中國農書 下 (東亜研究叢書 8)』(生活社 1943)
『中国新蚕農書考「蚕務条陳」と「農学報」』(池田憲司 1991)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
蚕糸業史.事情  (632 9版)
参考資料
(Reference materials)
『中国農業史研究 増補版』(御茶の水書房 1979)
『養蚕の起源と古代絹』(雄山閣 1997)
『野蚕録』(王元綎緒 法政大学出版局 1999)
『中国古代絹織物史研究 上』(佐藤武敏著 風間書房 1977)
『絹と布の考古学 考古学選書 28』(布目順郎著 雄山閣出版 1988)
『綿繰具(わたくりぐ)の調査研究』(角山幸洋著 関西大学出版部 2001)
『出土文物からみた中国古代』(宇都木章著 汲古書院 2008)
『天工開物』(宋応星撰 藪内清訳注 平凡社 1987)
『季刊考古学 91』(雄山閣 2005.5)
『織物の用具と使い方 基礎技法講座 7』(技法叢書編集室編 美術出版社 1980)
『和漢三才図会 5』(寺島良安〔著〕 島田勇雄〔ほか〕訳注 平凡社 1986)
『中国文化便覧(中日併記)』(任启亮主编  国务院侨务办公室〔编〕  外语教学与研究出版社 2007)
『中国文明の誕生』(林巳奈夫著 吉川弘文館 1995)
『画像が語る中国の古代』(渡部武著 平凡社 1991)
『中国古代文明の原像 上』(アジア文化交流協会 1998)
『図説古代中国5000年の旅』(韓中民 ユベール・ドラエ著 日本放送出版協会 1987)
『「中国浙江省文物展」図録』(栃木県立博物館編 栃木県立博物館 1992)
『图说中国传统服饰』(図説中国伝統服飾)(郑婕著 世界图书出版 2008)
キーワード
(Keywords)
紡績-中国-歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000103227解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!