レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/03/18
- 登録日時
- 2011/02/23 02:00
- 更新日時
- 2011/03/12 18:03
- 管理番号
- 福参-0480
- 質問
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戦前によく歌われた「少年兵を送る歌」の歌詞と楽譜が見たい。軍歌集をさがしたが、見当たらなかった。
- 回答
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■国立国会図書館のリサーチ・ナビで「少年兵を送る歌」を検索する
「リサーチ・ナビ」 (http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 最終確認 2010.3.18)
目次データベースのデータが1件ヒットしたが、当館は所蔵していない。
『戦時歌謡全集 : 銃後のうた』 長田暁二編 (野ばら社 1971)
■軍歌、流行歌に関する所蔵資料を調べる。
歌詞と楽譜は見当らなかった。
『物語・軍歌史 音楽の中の戦いのうた』 坂本圭太郎著 (創思社出版 1984 p.116-117)
簡単な解説と歌詞の一部「胸につけたる紅の 若きほこりのこの章(しるし)」がある。
作詞は松村又一、作曲は林伊佐緒。
■新聞を調べる。
読売新聞データベース『ヨミダス歴史館』の「明治・大正・昭和」を「少年兵を送る歌」で検索。
1944年2月18日の記事が1件ヒット(朝刊 3ページ)。
「皇国の少年兵 門出に餞け、壮行大会」、歌詞(4番まで)と楽譜あり。
作詞者、作曲者名はないが、『物語・軍歌史』の冒頭の歌詞と一致する。
『朝日新聞 縮刷版 復刻版 通巻295号』も、同じ日に歌詞、楽譜が掲載されている。作詞者、作曲者名なし。
(復刻版 p.2月-87)
両記事によれば、「少年兵を送る歌」は、大日本青少年団で制定された歌とのこと。
1944年3月22日の「陸海軍少年兵壮行大会」に伴う「志気昂揚錬成行軍」の際に歌われる予定、とある。
『大日本青少年団史』 (日本青年館 1996 p.800-804)
「少年兵壮行会」の項目あり。歌詞あり。作詞作曲者なし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 物語・軍歌史 坂本/圭太郎著 創思社出版 1984.4 767/6/S15 116-117 解説
- 2 大日本青少年団史 日本青年館 1996.4 379/3/132
- 3 朝日新聞 縮刷版 復刻版 通巻295号 日本図書センター N//87
- 4 懐かしの日本軍歌 山本/芳樹編 金園社 1972 767/6/7 楽譜あり
- 2 日本軍歌集 長田/暁二?編著 新興楽譜出版社 1971 767/6/9 索引あり、大半に楽譜あり
- 5 軍歌と戦時歌謡集 八巻 明彦∥編 新興楽譜出版社 1972 911/66/7 索引あり
- 6 戦友 767/6/S14 索引あり
- 7 雄叫 「雄叫」編集委員会∥編 偕行社事務局 1960 767/6/S16
- 8 海軍軍歌 海軍省教育局 1944.2 767/6/S29 楽譜あり
- 9 日本軍歌大全集 安西 茂喜∥編 アンカー 1970.8 767/6/S27B
- 10 唄には歌詞がある 柴田/南雄編 福武書店 1987.11 911/66/22 87-100
- 11 日本民衆詩集 岡本/潤編 関根/弘編 太平出版社 1983 911/56/S751
- 12 日本流行歌変遷史 菊池/清麿著 論創社 2008.4 767/8/526 索引あり
- 13 明治・大正・昭和流行歌120曲集 長田 暁二∥監修 全音楽譜出版社 [1970] 図書の表示:流行歌の変遷 767/8/S376 楽譜、解説
- 14 歌の昭和史 加太/こうじ著 時事通信社 1985.4 767/8/71 一覧あり(掲載順)
- 15 流行歌でつづる日本現代史 音楽評論社 1966 762/1/S19
- 16 日本流行歌史 中 古茂田/信男[ほか]編 社会思想社 1995.1 767/8/183 索引あり
- 17 日本流行歌史 古茂田/信男[ほか]著 社会思想社 1970 767/8/7 索引あり
- 16 標準軍歌集 志村/文蔵?編輯 野ばら社 1940 39//ハ376 楽譜あり
- 18 全音歌謡曲大全集 1 浅野 純∥編 全音楽譜出版社 c1991 767/8R/135-1
- 19 戦争のある暮らし 乾/淑子編 水声社 2008.8 210/6/484 280 参考文献
- 20 歌と戦争 櫻本/富雄著 アテネ書房 2005.3 767/6/28 256 参考文献
- キーワード
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- 軍歌 歌謡 流行歌 大日本青少年団 日中戦争 音楽 日本 歴史 昭和前期 第二次世界大戦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000078948