レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年02月20日
- 登録日時
- 2011/02/10 12:05
- 更新日時
- 2011/04/05 17:11
- 管理番号
- 中央-1-00040
- 質問
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未解決
昭和50年ごろに読んだ本でもう一度読みたいと思っているが、2冊とも記憶があやふやで書名等がわからない。この本を探して欲しい。
・南洋の島で狩をする冒険物語。主人公が土人を供に連れて狩に行った時に、サイ(カバか牛かもしれない)に突進され、あわやという場面でなんとか木の裏に入り込んで助かった。助かった後で、土人に「逃げている時に、お前が銃を撃っていたら気を失って倒れ、命はなかっただろう。撃たないでくれたよかった」との話があった。
・南洋の猛獣もの。人食いトラ(ライオンかもしれない)を退治するためにちょっとした小屋のようなものを草叢の中に作り、えさを置いて、相手との距離に応じて戦うために、小銃、拳銃、ナイフを用意して暗くなってトラが現れるのを一人で待っている。
南洋一郎の作品かと思い、古本屋等で探したが、彼の作品では見つからなかった。
- 回答
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探している内容に該当するものは見つからなかった。
【資料1】・【資料2】に南洋一郎の作品がいくつか収録されているので確認したが、【資料2】に収録されている、冒険旅行家のスタンデール大佐が人間に見立てた藁人形を餌に、人喰豹を夜、木の上で待ち伏せして、銃で退治しようとする「魔の人喰豹」の話が、似た内容のものとして見つかった程度だった。
南洋一郎の作品では、サイが出てくるものとして、「密林の王者 襲う大犀」「吼える密林 大犀の襲撃」(どちらも【資料2】に収録)があるが、探しているものとは内容が一致しなかった。
また、未開の島の王者となって、黒人(土人)たちとともに猛獣狩りなどの冒険を繰り広げる作品として、「冒険ダン吉」の物語がある。「冒険ダン吉無敵軍」(【資料3】)の「人情王様の巻 猛獣共ギャフン」で、突進してくるサイを網で捕獲するシーンが挿絵とともに描かれているが、これも探している内容とは一致しなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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- 【資料1】『少年小説大系 第6巻』 南洋一郎・池田宣政著 三一書房 1988
- 【資料2】『少年小説大系 第20巻』 南洋一郎著 三一書房 1992
- 【資料3】『冒険ダン吉無敵軍』 島田啓三著 講談社 1975
- キーワード
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- 南洋一郎
- 南洋
- 冒険物語
- 猛獣
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000077839