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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000076310
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2010-065
事例作成日
(Creation date)
2010/09/14登録日時
(Registration date)
2011年01月08日 02時00分更新日時
(Last update)
2011年01月20日 16時10分
質問
(Question)
高松実村(明治維新の頃に活躍した公家)が、京都を出奔してからの足どりと顛末が詳しく載っている資料や論文集を見たい。
回答
(Answer)
高松実村が「高松隊」として京都を出奔してからのことは、同行した岡谷繁実の証言の記録に詳しい記述があり。高松隊について記述のある資料等もあわせて提供する。

【岡谷繁実の証言記録】
①『史談会速記録 合本3 第12-17輯(明治26年9月~明治27年2月号)』(史談会編 原書房 1971)
史談会速記録 第15集p7-36 高松実村を立て甲信両国を押さえた岡谷繁実の証言あり。
特に、p10-22に京都を出奔してからの足どりの記述あり。 

②『史談会速記録 合本34 第239-248輯(大正2年2月~大正2年11月号)』(史談会編 原書房 1974)
史談会速記録 245輯 
p373-380に高松隊の記述あり。特にp373に、出発の頃の記述あり。

【高松実村の証言記録】
③『史談会速記録 合本6 第27-32輯(明治27年12月-明治28年6月号)』(史談会編 原書房 1972)
p185-195 高松実村本人による当時の史談記録あり。
また、この中に実村の証言で「私が慶應4年戊辰信州甲州へ脱走いたしたことがござります。然るに此話しは、既に先般史談速記録第十五輯に於きまして、岡谷繁實君より委しく御話しがありましたから、私脱走中のことはあれでつきております」という記述あり。

【高松隊について記述のあったもの】
④高木俊輔「戉辰内乱と草莽諸隊--東山道の高松隊を中心として」(『日本歴史 198号(1964年11月)』p37-64 吉川弘文館 1964) 

⑤『明治維新草莽運動史』(高木俊輔著 勁草書房 1974)
p305-344「第7章 東山道高松実村隊の研究」
上記④『日本歴史 1964年11月』掲載の論文と重なる部分もあるが、高松隊の挙兵について詳細な記述あり。特にp359の注12には出発の頃の事情についての記述あり。ここでの参考文献が上記の岡谷繁実談話(②『史談会記録 245輯』)。
巻末付録「諸隊名簿」中、p47-48「高松隊本隊関係名簿」、p48-53「高松隊面会人及御供人名簿」あり。

⑥『日本の時代史 21 明治維新と文明開化』(松尾正人編 吉川弘文館 2004)
p114-145 松尾正人著「明治維新の光と影-草莽高松隊の明暗」に高松隊結成から京都脱走、事後の高松実村幽閉等の経緯の詳細な記述あり。

⑦市村或人「偽勅使事件」(『日本歴史 39号(1951年8月)』p26-29 吉川弘文館 1951)

⑧『幕末維新論集 6 維新政権の成立』(松尾正人編 吉川弘文館 2001)
p84-86に高松隊の挙兵について記述あり。(佐々木克著「赤報隊の結成と年貢半減令」)

⑨原島陽一、松尾正人「岡谷文書-幕末明治書翰類(1)」(『史料館研究紀要 24』p197-360 史料館 2005) 
史料館(国文学研究資料館史料館)が受託している岡谷繁実文書中の史料の紹介あり。
高松実村の書翰(p308-309:「岡谷繁実宛」3月3日)、高松実村達書(p338:「宛先不明」慶応4年2月)あり。

【高松実村について記述のあった人名事典等】
⑩『幕末維新人名事典』(宮崎十三八編 新人物往来社 1994)
⑪『明治維新人名辞典』(日本歴史学会編 吉川弘文館 1981)
⑫『山梨百科事典 増補改訂版』(山梨日日新聞社 1989)
⑬『角川日本姓氏歴史人物大辞典 26 京都市姓氏歴史人物大辞典』(竹内理三編纂 角川書店 1997)
⑭『幕末維新人名事典』(奈良本辰也監修 学芸書林 1978)
⑮『幕末公家集成』(大賀妙子校訂・編集 新人物往来社 1993)
回答プロセス
(Answering process)
1 『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編[2](せ~わ) 新訂増補』(日外アソシエーツ 1996)、『人物レファレンス事典 郷土人物編 そ~ん』(日外アソシエーツ 2008)の〈高松実村〉の項にある人名事典を調査する(⑩-⑬)。
2 幕末維新の人名事典や公家の事典を調査する(⑭-⑮)。
3 ⑪の典拠資料から③を調査する。
4 ③の記述(史談会速記録15輯に記述があるという)から①を調査する。
5 《MAGAZINEPLUS》を〈高松隊〉で検索した結果から④を調査し、その参考文献から⑦を調査する。
6 《GeNii》を〈高松隊〉で検索した結果から⑥を調査し、その参考文献から⑨を調査する。
7 NDC分類〈210.6〉の書架から⑧を調査し、その参考文献から⑤を調査、⑤の参考文献から②を確認する。
事前調査事項
(Preliminary research)
「日本の歴史 20 明治維新」(井上清著 中央公論社 1974)
p81に高松実村が京都を出奔したことについての記述あり。
(以下引用)
また高松実村という27歳の公卿も、1月17日、宮廷へ無断で京都を出奔して美濃にゆき、それより信州・甲州で兵をつのり、諸藩に「勤王」させるために活動した。出奔のさいかれに従ったのは彦根藩兵であり、綾小路が水口藩兵をつれて出奔したのとそっくりである。おそらくこれも西郷の謀略にでるものであろう。ただかれのばあい、相楽総三と赤報隊に相当する人物と組織はどうなっていたかわからない。
(ここまで引用)
NDC
個人伝記  (289 9版)
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
『史談会速記録 合本3 第12-17輯(明治26年9月~明治27年2月号)』(史談会編 原書房 1971)
『史談会速記録 合本34 第239-248輯(大正2年2月~大正2年11月号)』(史談会編 原書房 1974)
『史談会速記録 合本6 第27-32輯(明治27年12月-明治28年6月号)』(史談会編 原書房 1972)
高木俊輔「戉辰内乱と草莽諸隊-東山道の高松隊を中心として」(『日本歴史 198号』p37-64 吉川弘文館 1964)
『明治維新草莽運動史』(高木俊輔著 勁草書房 1974)
『日本の時代史 21 明治維新と文明開化』(松尾正人編 吉川弘文館 2004)
市村或人「偽勅使事件」(『日本歴史 39号』p26-29 吉川弘文館 1951)
『幕末維新論集 6 維新政権の成立』(松尾正人編 吉川弘文館 2001)
原島陽一、松尾正人「岡谷文書-幕末明治書翰類(1)」(『史料館研究紀要 24』p197-360 史料館 2005)
『幕末維新人名事典』(宮崎十三八編 新人物往来社 1994)
『明治維新人名辞典』(日本歴史学会編 吉川弘文館 1981)
『山梨百科事典 増補改訂版』(山梨日日新聞社 1989)
『角川日本姓氏歴史人物大辞典 26 京都市姓氏歴史人物大辞典』(竹内理三編纂 角川書店 1997)
『幕末維新人名事典』(奈良本辰也監修 学芸書林 1978)
『幕末公家集成』(大賀妙子校訂・編集 新人物往来社 1993)
キーワード
(Keywords)
高松 実村(タカマツ サネムラ)
高松隊
明治維新
草莽隊
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000076310解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決