レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月27日
- 登録日時
- 2010/04/27 10:59
- 更新日時
- 2010/05/19 17:07
- 管理番号
- 相橋-H22-005
- 質問
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解決
掛け軸の漢詩の意味を知りたい。(写真を持ってこられた。)
- 回答
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漢詩は「櫻花詩」であることがわかった。資料①に漢詩の意味について解説があったので提供した。
- 回答プロセス
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利用者が持ってこられた写真を見ると掛け軸の文中に「源義家」、「平忠度」ということばが読み取れた。
日本の歴史人物なので、日本の漢詩だろうと検討をつけて漢詩辞典(R921~)人物事典(R280~)などの調べる本を直接棚を見て探したが、適切な資料はなかった。
インターネット検索エンジンGoogleで、写真から読み取れるところまでを検索してみる。
読みくだしと意味は以下のサイトでわかる。
http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_B07_1.html(2010年4月27日現在)
「社団法人関西詩吟文化協会」より。「櫻花詞(おうかのし)」であることがわかった。
本で何か資料があるか調査を続行する。
市内OPAC“漢詩 日本”で検索。以下の資料が見つかった。
『漢詩のこころ』林田 慎之助/著、講談社 2006(自館請求記号:S919.02)
『日本の古典詩歌 3』大岡信/著、岩波書店 1999(自館請求記号:911.104)
調査対象の詩は逸名(作者不詳)のため、上記の索引で作者からの検索はできなかった。
市内OPAC“おうかのし”で検索すると、次のDVDが見つかった。
『吟詠名曲集』笹川鎮江、山元錦城/演奏、ビクター 1989(相模原市立大野図書館請求記号:CE20040 Dキ)
→「桜花詞」(おうかのし)は、詩吟に使われるようなものであることがわかった。
そこで市内OPACで“詩吟”を検索すると、次の資料が見つかった。
①『詩吟のための日本漢詩選』大竹松堂/著、日中出版 1992(相模原市立図書館請求記号:919)
P.137に解説あり。
②『詩吟独習 基礎編』渡辺吟神/著、ひかりのくに 1993(自館請求記号:MU768)
③『詩吟上達法』渡辺吟神/著、ひかりのくに 1993(自館請求記号:MU768)
②と③はどちらも読み方(吟じ方)はあるが意味は記載されていなかったので、①を資料提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漢詩文.日本漢文学 (919 9版)
- 作品集 (928 9版)
- 邦楽 (768 9版)
- 参考資料
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- 『漢詩のこころ』林田 慎之助/著、講談社 2006 (自館請求記号:S919.02)
- 『日本の古典詩歌 3』大岡信/著、岩波書店 1999 (自館請求記号:911.104)
- 『吟詠名曲集』笹川鎮江、山元錦城/演奏、ビクター 1989 (相模原市立大野図書館請求記号:CE20040 Dキ)
- 『詩吟のための日本漢詩選』大竹松堂/著、日中出版 1992 (相模原市立図書館請求記号:919)
- 『詩吟独習 基礎編』渡辺吟神/著、ひかりのくに 1993 (自館請求記号:MU768)
- 『詩吟上達法』渡辺吟神/著、ひかりのくに 1993 (自館請求記号:MU768)
- キーワード
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- 桜花詞
- 櫻花詞
- 詩吟
- 漢詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000066327