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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000063438
提供館
(Library)
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)管理番号
(Control number)
名古屋市北-2009-005
事例作成日
(Creation date)
2009年07月05日登録日時
(Registration date)
2010年02月14日 16時02分更新日時
(Last update)
2013年12月26日 12時13分
質問
(Question)
七夕はどうして「たなばた」と読むのか。漢音、呉音、何音なのか。
回答
(Answer)
『語源海』に「<七夕>はタナバタが七月七日の夕であるところからの用字」とあります。なお、字音についてはわかりませんでしたが、常用漢字表の付表の「いわゆる当て字や熟語訓など、主として一字一字の音訓として挙げにくいもの」として「たなばた 七夕」が挙げられています。
回答プロセス
(Answering process)
(1)まず『語源海』を調べてみると、「<七夕>はタナバタが七月七日の夕であるところの用字」とありました。

(2)その他の語源辞典を調べてみると、『日本語源大辞典』には3つの語源説、『暮らしことばの語源辞典』には「棚機つ女(たなばたつめ)」の下略とする説が紹介されていました。

(3)『日本国語大辞典』には“「懐風藻」や「万葉集」にも「七夕」の字が見られるが、その読みについては「しちせき」か「たなばた」か判然としない”とありました。

(4)また、『古事類苑』には「七夕ハ古ハ、ナヌカノヨト呼ビシガ、後ニタナバタト云フ、棚機(タナバタ)ツ女ノ省言ニテ、織女ヲ云フナリ」とあり、さらに「古今要覧稿」に「なぬかのよといふべきを、いつの比よりか七夕をたなばたと訓るは、より所なき事也、されど延喜の比までは、七夕をなぬかのよといふ事たしかなり」とあることがわかりました。

(5)字音について書いてあるものは見当たりませんでしたが、『角川大字源』に「常用音訓」とあり、常用漢字表の付表に挙げられていることがわかりました。

[追記]
(6)『生活文化歳事史 第3巻』に「七夕祭・乞巧奠〈きこうでん〉」の詳しい解説があり、その中の「名称考」で表記の主な事例が一覧できます。また、「七夕の訓意」についての考察があり、その中で「“七夕”“たなばた”なる語であるが、この言葉自体は勿論和製語彙とすることに異論はないと思う」とあります。

(7)『NHK気になることば』には、古代日本の民間信仰「たなばた」(「棚機」)(乙女が機織をして織物を水の神に捧げる)と、中国から伝わった「七 夕(しちせき)」と重なって「七夕(たなばた)」と呼ぶようになった旨の記述があります。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
語源.意味[語義]  (812 9版)
音声.音韻.文字  (811 9版)
参考資料
(Reference materials)
『暮らしことばの語源辞典』 山口佳紀/編 講談社 1998年 p.409-410
『語源海』 杉本つとむ/著 東京書籍 2005年 p.392
『日本語源大辞典』 前田富祺/監修 小学館 2005年 p.720-721
『日本国語大辞典 第8巻 第2版』 小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001年 p.1040
『古事類苑 [第1]』 神宮司廳/編 吉川弘文館 1976年 p.1215-1216
『角川大字源』 尾崎雄二郎/[ほか]編 角川書店 1992年 p.9
『常用漢字表 現代仮名遣い 外来語の表記』 大蔵省印刷局/編集 大蔵省印刷局 1992年 p.4,154
『生活文化歳事史 第3巻』 半澤敏郎/著 東京書籍 1990年 p.307-318
『NHK気になることば』 NHKアナウンス室/編 東京書籍 2008年 p.138-139
キーワード
(Keywords)
七夕
字音
漢字音
熟語訓
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
追記(2010年7月1日)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000063438解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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