レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/6/9
- 登録日時
- 2009/07/22 02:10
- 更新日時
- 2011/01/27 16:54
- 管理番号
- C2009T0702
- 質問
-
解決
ドライアイス(固体炭酸ガス)・液化炭酸ガスの市場動向を調べています。
- 回答
-
ドライアイス(固体炭酸ガス)・液化炭酸ガスの市場動向を調べることのできる資料には以下のようなものがあります(【 】内は当館請求記号)。
1.炭酸ガス全体(ドライアイス・液化炭酸ガス)
●『化学工業統計年報』(経済産業省経済産業政策局調査統計部 年刊 【Z71-T371】)
炭酸ガスの生産量、消費量、出荷量・出荷額、在庫量が掲載されています。『化学工業統計月報』(経済産業省経済産業政策局調査統計部 月刊 【Z71-T111】)にて最新データを入手することができます。経済産業省のHP内の化学工業統計年報でも見ることができます。
●「再編でメーカー機能強まった炭酸ガス業界 液炭伸び悩みで、ドライの成長率優位時代に」(『ガスレビュー』662号 2008.12.15 pp.3-7 【Z17-1076】)
pp.4-5に1997年~2008年のドライアイス・液化炭酸ガスの出荷推移、1997年と2007年の液化炭酸ガスの用途別シェア(割合)が掲載されています。
2.ドライアイス(固体炭酸ガス)
●『Ice cream data book』(アイスクリーム流通新聞社 年刊 【Z71-R994】)
2008年版のp.72に「業界関連統計:ドライアイス」として、ドライアイスの年度別生産量(昭和60年度~平成18年度)、業界の動向に関する記述がまとめられています。ちなみに平成19年度の生産量は30万3,400トンで前年度比101%の推移で伸びているようです。ただし、宅配便の保冷輸送と生 協の個配による消費が伸びているものの、市場環境は悪化しているとのことです。
●『ガスジオラマ』(ガスレビュー 年刊 【Z71-T455】)
2006年版のp.62に炭酸ガスの市場動向がまとめられており、2000年度から2005年度(予測)のドライアイスの生産量推移、メーカーシェア等が掲載されています。
●「夏場集中が緩んだドライアイス需要 増加する宅配、生協比率 ミニサイズのドライは4万t/年規模に」(『ガスレビュー』632号 2007.9.15 pp.9-11 【Z17-1076】)
p.9の記載によれば、商品の個別配送を行っている生協では、年間8万トン以上の需要があります(2007年推定値)。
●「らでぃっしゅぼーや、環境に配慮、ドライアイス使用量6割減、再利用可能な蓄冷材に」(『日経流通新聞』 2006.6.9 p.19 【Z99-171】)
国内ドライアイス出荷量約30万トンのうち、26万トンを運送業者や宅配サービス会社などが使用しています(2005年)。食品(生鮮食品、乳製品など)の一般家庭向けの個別配送による需要が伸びています。
3.液化炭酸ガス
●「月次統計 炭酸ガス」(有限責任中間法人日本産業・医療ガス協会)(http://www.jimga.or.jp/industrial/data/index.php?type=1&kind=5)
毎月の国内の液化炭酸ガス出荷状況が掲載されています。
(インターネット最終アクセス:2009年6月 9日)
上記資料は最近のデータを調べるためのものです。年代を遡って調べる際は、資料のタイトルや当館請求記号が異なる場合があります。当館蔵書検索・申込システムNDL-OPAC(http://opac.ndl.go.jp/index.html)によって、請求記号をご確認ください。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 化学工業 (570 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 化学工業
- 統計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000056568