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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000049650
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2008-037
事例作成日
(Creation date)
2008/05/27登録日時
(Registration date)
2008年12月11日 02時11分更新日時
(Last update)
2009年01月06日 14時36分
質問
(Question)
京都市北区上清蔵口(あるいは下清蔵口)にいた、雑色(ゾウシキ)の秦清蔵(あるいは松尾清蔵)氏について知りたい。
回答
(Answer)
秦(松尾)清蔵という人物の確認は出来なかった。
回答プロセス
(Answering process)
1 雑色について調べる
①『日本庶民生活史料集成 14 部落』「雑色要録」あり。筆者は「四座雑色」の筆頭の五十嵐家。天明8年(1788)の火災により、町奉行所に所属していた文書類の焼失を補うため覚書として作成。雑色家として五十嵐・松村・荻野・「松尾」の四家の名前あり。本文中に「松尾殿」の文字あり。文末の注によれば、四条室町の辻から南東を方内に持つ上雑色松尾左兵衛。
②『京都の歴史 3 近世の胎動』「雑色四座の形成」に京都七口の関の記述。「雍州府志」に松尾の記述あり。
③『京都の歴史 4 桃山の開花』「四座雑色」に四座の松尾氏の住所および管轄あり。
④『京都市姓氏歴史人物大辞典』〈松尾〉に、「板倉勝重の命により1601年松尾新五右衛門が雑色になる。(中略)新五右衛門の次の代以後は4代目宇兵衛、7代目が慎兵衛を例外として左兵衛(佐兵衛)を名乗り幕末まで至る。住居は諏訪町松原下ル町。」とあり。
⑤『群雄上洛-京都所司代 1』「板倉勝重」に、慶長8年(1603)家康将軍宣下時の雑色(ザッショク)の仕事内容と松尾氏の担当区域などの記述あり。
⑥「「洛中洛外町続」の成立」(『朝尾直弘著作集 6 近世都市論』)の「松尾宇兵衛 家光上洛」に松尾宇兵衛の支配内容(町数・家の軒数など)の記述あり(出典は「板倉政要 巻4」の「洛中洛外惣町数人家両数改メ日記」(寛永14年-1637))。
⑦『京都雑色記録 1・2 小島氏留書1・2』「板倉四郎右衛門勝重によって、五十嵐・荻野・松村・松尾の四氏をして職務を分担し支配をゆだねた。」とあり。松尾左兵衛・松尾殿子息、熊三郎名あり。
⑧『史料京都の歴史 3 政治・行政』の「雑色要録」に慶長6年(1601)6月の引用あり。 
⑨『訓読雍州府志』の「桟敷の跡」に(四座)雑色の記述あり。「松尾(略)は公家方の雑色」とあり。
以上、雑色を務めた松尾氏の記述は各種資料にあったが、「清蔵」という名前は見つからなかった。

2 (地名)清蔵口から調べる
⑩『京都市の地名-日本歴史地名大系』〈下清蔵口町〉に「上京区。清蔵は西倉の転訛または清蔵という富者がいたとも。」とあり。〈上清蔵口町〉に、「北区。『雍州府志』の引用では清蔵は西蔵から出た。『山州名跡志』では清蔵なる富者から地名をとる。」とあり。   
⑪『大日本地誌大系 37 山州名跡志2』〈清蔵口〉あり。「福人」の由来あり。巻17「洛陽部 今京通條 横條路 鞍馬口通」に、「東は京極の上に及んで、西方新町通り至る。その北を清蔵口と称す。中比此の地に、云清蔵福人住せし故なり。」とあり。
⑨『訓読 雍州府志』〈西倉口〉に、「古へ、御倉、この処にあるか。今、誤りて、西蔵口と称し、また清蔵口といふ。」とあり。
 以上、「清蔵」と清蔵口の関係を示す資料はあったが、松尾氏との関係を示す記述は見つからなかった。

3 京都府立図書館及び京都府立総合資料館へ調査依頼。詳しいことはわからないとの回答をいただく。
事前調査事項
(Preliminary research)
秦氏(松尾氏)は、京都の町の雑色だったと聞いた。
NDC
日本史  (210 9版)
系譜.家史.皇室  (288 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本庶民生活史料集成 14 部落』 (三一書房 1971)
『京都の歴史 3 近世の胎動』 (京都市 学芸書林 1968)
『京都の歴史 4 桃山の開花』(京都市 学芸書林 1969)
『京都市姓氏歴史人物大辞典』(竹内理三 角川書店 1997)
『群雄上洛 京都所司代1』(京都新聞社 人物往来社 1967)
『朝尾直弘著作集 6 近世都市論』(岩波書店 2004)
『京都雑色記録 1・2 小島氏留書1・2』(京都大学文学部日本史研究室 思文閣 2003)
『史料京都の歴史 3 政治・行政』(京都市 平凡社 1979)
『訓読雍州府志』(黒川道祐 臨川書店 1997)
『京都市の地名-日本歴史地名大系』(平凡社 1979)
『大日本地誌大系 17 山州名跡志 2』(雄山閣 1971)
キーワード
(Keywords)
京都-日本-歴史-江戸時代
秦 清蔵(ハタ セイゾウ)
松尾 清蔵(マツオ セイゾウ)
雑色
照会先
(Institution or person inquired for advice)
京都府立図書館
京都府立総合資料館
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000049650解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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