レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月15日
- 登録日時
- 2008/03/19 02:13
- 更新日時
- 2014/08/05 00:30
- 管理番号
- 10-3A-200703-09
- 質問
-
解決
通天閣のあたりにあったという「ルナパーク」とはなんでしょうか。
- 回答
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『大阪モダン』(橋爪紳也著 NTT出版 )によると、明治36年に開催
された第五回内国勧業博覧会の跡地に大阪市が天王寺公園を建
設し、余った土地を民間会社に貸与し、一大娯楽場・新世界を建
設、そして明治45年7月3日、初代通天閣と共に開業した遊園地が
ルナパークであり、街の北側はパリ、南側はニューヨークのアミュ
ーズメントパーク・ルナパークを模し、街の中心にはエッフェル式高
塔の通天閣が配置されたようです。
『明治大正大阪市史1巻』にも、ルナパーク内には動物園やメリ
ーゴーラウンド、飛瀑噴泉、演舞場等のほか、通天閣と白塔の間
に索道飛行船が設置され当時としては最も尖端的な遊覧場であっ
たと記述があります。
『大阪新名所新世界写真帖』にルナパークをはじめ新世界の各
施設の写真と解説が載っています。
『新世界興隆史』』(徳尾野有成 新世界興隆史刊行会)によると、
開業当初は一日平均二万五、六千人の入場者でにぎわったルナ
パークは、その後数回の改造を重ね、大正14年に別会社に売却さ
れ興行街に生まれかわりました。
大阪市立中央図書館では当時の様子を描いた絵はがきを所蔵
しており、大阪市立図書館ホームページのwebギャラリー「嗚呼懐
かしき新世界」
http://image.oml.city.osaka.lg.jp/image/themes/theme409.html
でもご覧いただけます。
ちなみに現在、浪速区恵美須東にある通天閣は昭和31年に二
代目として再建され、平成18年に開業50周年をむかえています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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- 『大阪モダン』(橋爪紳也著 NTT出版 1996年 当館書誌ID:0000559889)
- 『明治大正大阪市史 1巻』(大阪市役所 日本評論社 1934年 当館書誌ID:0070031234 p790)
- 『大阪新名所新世界写真帖』(大阪土地建物 1913年 当館書誌ID:0000379723)
- 『新世界興隆史』(徳尾野有成 新世界興隆史刊行会 1934年 当館書誌ID:0080230556)
- 大阪市立図書館のホームページ http://image.oml.city.osaka.lg.jp/image/themes/theme409.html
- 『新修大阪市史 6巻』(新修大阪市史編纂委員会 大阪市 1994年 当館書誌 ID:0000427809 p843~845)
- 『大阪人 2003年11月号 博覧会シティ・新世界』(大阪都市協会 当館書誌ID:5110615458)
- キーワード
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- 通天閣
- ルナパーク
- 大阪府大阪市浪速区
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- レファレンス協同データベース登録事例「①天王寺公園有料化したのはいつか。②通天閣が戦後再建されたのはいつか。」https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000024489 (2009.1.22確認)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000042651