レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年3月1日
- 登録日時
- 2006/10/19 15:41
- 更新日時
- 2012/12/26 16:21
- 管理番号
- 北九-2006-0032
- 質問
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解決
山口県で発生した鳥インフルエンザとは、何ですか。
- 回答
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2004年1月14日付西日本新聞社説によると、山口県内の採卵養鶏場の鶏から発生したウイルスは、韓国と同型の、毒性の強いH5N1型であることが検査の結果、判明しました。人への感染は香港やオランダで前例がありますが、いずれも生きた鶏などと接触したもので、食品を通じた感染例は世界的に報告されていません。加熱を徹底すれば、ウイルスは死滅するそうです。
鳥インフルエンザが怖いのは、香港の感染のように、鳥から人への感染を繰り返すうち、人から人にうつる新型ウイルスに突然変異する恐れがあることです。
このH5型とは、『インフルエンザ大流行の謎』によると、1961年に、南アフリカのケープタウンの海岸で大量に発見されたアジサシの死骸から検出されたウイルスが発端で、36年かけて、北アメリカ、中国へと旅回りを続け、ついに香港では、3歳の少年が最初の犠牲者となりました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 西日本新聞 2004年1月14日(水)朝刊 (6面 社説)
- 『インフルエンザ大流行の謎』 根路銘 国昭著 日本放送出版会 2001年 (153~160頁) (493.8/ネ)
- 『インフルエンザウイルスを追う』 ジーナ・コラータ著 ニュートンプレス 2000年 (184~237頁) (493.8/コ)
- 『感染症研究のいま』 本田武司編 大阪大学出版会 2001年 (51~57頁) (493.8/カ)
- 『インフルエンザと戦う』 梅田悦生著 裳華房 1998年 (2~12頁) (493.8/ウ)
- 『ペット感染症が危ない!』 岡部信彦著 PHP研究所 2002年 (148~153頁) (493.8/オ)
- キーワード
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- 鳥インフルエンザ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000031148