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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000014081
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
D1998F5782
事例作成日
(Creation date)
19980930登録日時
(Registration date)
2005年02月02日 02時12分更新日時
(Last update)
2011年10月13日 10時25分
質問
(Question)
「The Three Princes of Serendip」という、ホレース・ウォルポール(Horace Walpole)の造った造語 セレンディピティー(serendipity)のもとになった寓話が載っている資料。
回答
(Answer)
米国の全国書誌 National Union Catalog Pre 56 の「The three princes of Sarendip」の項を見ますと、「Christoforo Armeno The travels & adventures of the princes of Sarendip」への参照が出ており、「Christoforo Armeno」のもとには、このタイトルに該当する各種言語による文献が掲載されています。そのうち最も古いものは、1500年代にヴェネチアで(イタリア語で)出版されています。(Sarendip はセイロン(スリ・ランカ)の古称)
イタリアの伝記的人名辞典である(1)などによりますと、ご照会の物語は、アルメニアのCristoforo(Christoforoの表記もある)がペルシャ語からイタリア語に翻訳した(とされている)ものを、1557年に(Michele Tramezzino が) Venezia で Peregrinaggio di tre giovani figlivoli del re di Serendippo のタイトルで出版したのが最初のようです。その後、1583年にドイツ語に、1700年代になってフランス語、さらに英語ほかの言語へと翻訳されていったようです。これら各言語による出版は、National Union Catalog Pre 56 等によっても確認することができます。また(2)によりますと、同物語は、その起源の解釈について諸説あり、研究者により意見が異なるもののようです。

当館の所蔵について
児童書を含む当館所蔵資料を調査しましたが、お尋ねの物語の日本語訳にあたる文献、および日本語以外の言語による該当書についても見当たりません。
なお、全訳ではありませんが、(2)には「附録A:Serendip の3人の王子の概要」、(3)には該当の物語の概要が紹介されていますので、ご参考までにお知らせします。

(1)Dizionario Biografico Degliitaliani (Roma,1957-) <GG12-19>
  v.31(1985刊) p.71-72 「CRISTOFORO ARMENO」の項
(2)ある神経学者の歩いた道 追求・チャンスと創造性 J.H.オースチン著 横井普訳 金剛出版 1989
  <SC361-E70>
   *p.101-109 14.Serendipityを追跡して (注釈:p.293-294)
    p.266-273 附録A:Serendipの3人の王子の概要 (注釈:p.308-309)
(3)竹内慶夫:オリジナリティとセレンディピティ(日本大学文理学部『学叢』第41号 1986年12月 <Z22-246> p.45-55)

< >内は当館請求記号

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追加情報あり。備考欄参照。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『セレンディピティー 思いがけない発見・発明のドラマ』(R.M.ロバーツ著 安藤喬志訳 京都 化学同人 1994.4 )の「はじめに」の部分に紹介がある。
『リーダーズ・プラス An encyclopedic supplement to the dictionary for the general reader』(研究社)の serendip のところに、「英語国民にはペルシャのおとぎ話 The Three Princes of Serendip をもとに文人 Horace Walpole が作った語 Serendipity を通じて知られる」とある。
NDC
科学史.事情  (402 9版)
参考資料
(Reference materials)
Dizionario Biografico Degliitaliani (Roma,1957-) <GG12-19>
ある神経学者の歩いた道 追求・チャンスと創造性 J.H.オースチン著 横井普訳 金剛出版 1989 <SC361-E70>
日本大学文理学部学叢 第41号 1986年12月 <Z22-246> (竹内慶夫:オリジナリティとセレンディピティ)
キーワード
(Keywords)
セレンディピテイー
発明
発見
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
本レファレンス回答の作成(19980930)後に、以下の情報が寄せられ(201000127)、確認した。

セレンディッポの三人の王子 / クリストフォロ・アルメーノ[他]. -- 角川学芸出版, 2007.12 (当館請求記号:KR323-J1)

 ほかにpp.242-243に日本語で読める翻訳として以下の5件の文献を挙げ、解説を加えている。ただし、解説によれば、いずれもクリストフォロによるオリジナルから全章を翻訳したものではないとのことである。

・セレンディップの三人の王子 / エリザベス・ジャミソン・ホッジズ[他]. -- バベル・プレス, 2004.7 (当館請求記号:KS158-H123)
・セレンディピティ物語 / エリザベス・ジャミスン・ホッジス[他]. -- 藤原書店, 2006.4(当館請求記号:Y9-N06-H194)
・セレンディップの三人の王子たち / 竹内慶夫. -- 偕成社, 2006.10. -- (偕成社文庫) (当館請求記号:Y7-N06-H216)
・翻訳『セレンディッポの王の三人の息子の遍歴』 / 橋本 勝雄 訳
 名古屋芸術大学研究紀要. 26 ([分冊1]) [2005.3] pp.113-127 (当館請求記号:Z22-1096)
・資料・翻訳 クリストフォロ・アルメーノ『セレンディッポの王の三人の息子の遍歴』(2-5章) / 橋本 勝雄 訳
 京都外国語大学研究論叢. (通号 67) [2006] pp.299-321 (当館請求記号:Z22-188)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
公共図書館
登録番号
(Registration number)
1000014081解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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