レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年8月13日
- 登録日時
- 2023/10/19 09:40
- 更新日時
- 2023/11/09 09:34
- 管理番号
- 京歴-696
- 質問
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明治維新以前の蹴上付近に火葬場があったことが分かる資料はあるか。
- 回答
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以下の資料に詳しく記載されている。
『日本中世の墓と葬送』(資料①)
p.211~「京師五三昧」考
近世初期の地誌に書かれた「五三昧」という古くから京都にある五つの火葬場について記載している。
五三昧の場所は、東寺四塚(羅城門跡付近)、三条河原(西三条)、千本(船岡山の西の蓮台野)、中山(真如堂付近)、延年寺(鳥辺野)。
『史料京都の歴史』第10巻東山区(資料②)
p.19 古代 葬送と念仏の場
p.448 修道学区 葬送の地、鳥辺野
『車石・車道フィールドワークin日岡峠道 : 沿道の車石・旧日岡峠・供養塔・修路碑・粟田口刑場跡・日岡峠人馬道碑』(資料③)
刑場の場所を地図上で確認できる。
享和2年(1802)当時の旧東海道地図の日岡村に「御仕置場」、日ノ岡峠フィールドワーク地図に「刑場跡」がある。
土居浩著「場所と物語:京都の罪人引き廻し伝承を事例として」(資料④)
洛外墓地を呼称した「五三昧」や「七墓」について記載あり。
※J-stageに全文あり
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhg1948/48/4/48_4_398/_pdf
(最終アクセス日2023年10月23日)
- 回答プロセス
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「蹴上」「粟田口」「刑場」「日岡峠」「火葬」「五三昧」「御仕置」などのキーワードで調べた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- ①勝田至著『日本中世の墓と葬送』吉川弘文館,2006 (当館請求記号:||210.4||Ka87||)
- ②京都市編『史料京都の歴史』 第10巻東山区,平凡社,1987 (当館請求記号:K1||216.2||Ky6||10)
- ③『車石・車道フィールドワークin日岡峠道 : 沿道の車石・旧日岡峠・供養塔・修路碑・粟田口刑場跡・日岡峠人馬道碑』車道研究会,[2016] (当館請求記号:K1||685.216||Ku79||)
- ④土居浩著「場所と物語:京都の罪人引き廻し伝承を事例として」『人文地理』第48巻第4号,1996,pp.78-87 (当館請求記号:||シンフ)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000339949