レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年09月30日
- 登録日時
- 2023/02/16 14:13
- 更新日時
- 2023/03/06 11:01
- 管理番号
- 24774
- 質問
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解決
多度津藩の日新書院について知りたい。
- 回答
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「日新書院」について、比較的まとまった記述がある資料を紹介。
なお依頼者からは「日進書院」について知りたいとのことであったが、資料には、校名を「日新書院」と表記していることから、「日新書院」について回答した。
また、参考資料に日新書院のあった場所を財田上ノ村(現在の三豊市財田上)と記述しているが、詳細な所在場所については見当たらなかった。
【参考資料1】
p479~481「第六章 教育と文化の振興-第一節 維新期の教育-一、各藩校の教育改革-自明館・文部館」
多度津藩の郷校の設立と廃校、藩校との関係などについての記述あり。
「…郷校については、「明治三年多度津村・(財田)上ノ村ノ両所エ郷校ヲ置クハ藩学ノ外ニテ民費ナルヘシ」とあり、最初は民費で設立され、翌四年一月官費となったもののようである。それを例証するものとして、維新後の藩儒の一人、伊藤一郎の略伝には「多度津藩立郷校日新書院助教」から、…(略)…『香川県綜合郷土研究』には五年頃まで「郷校」として存続したとある。」
p481~482「第六章 教育と文化の振興-第一節 維新期の教育-二、郷校と香川県小学校-郷校の設置」
「…多度津藩では三年に多度津村と財田上ノ村に私費の郷校を置き、四年一月より藩費の郷校に昇格させたが、同年二月廃藩となり、倉敷県に合併されたため、その後の状態は不明である。」
この資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに含まれており、国立国会図書館の「図書館向けデジタル化資料送信サービス」参加館で、閲覧可。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9576329
【参考資料2】
p737、738「第六編 教育の振興-第一章 教育の普及-第一節 幕末・維新期の教育-藩校と塾」
「…多度津藩では、明治四(一八七一)年、財田上之村に郷校(日新書院)を開設しているが、翌年廃藩になり、以後は不明である。…」
p1179「付編 郷土に輝く人々-伊藤一郎」
・郷校の助教を務めた、伊藤一郎について記述あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【参考資料1】香川県史 第5巻 (通史編 近代 1). 香川県. 1987.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001864676-00 -
【参考資料2】『新修財田町誌』財田町誌編纂委員会編,財田町誌編纂委員会,1992.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085677772-00
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【参考資料1】香川県史 第5巻 (通史編 近代 1). 香川県. 1987.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000329051