レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年01月27日
- 登録日時
- 2022/03/04 11:18
- 更新日時
- 2022/03/04 11:18
- 管理番号
- 横浜市中央2652
- 質問
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解決
江戸時代の夜蕎麦売りの商売の様子がわかる資料や、
夜蕎麦売りについての解説が書かれている本はあるか。
- 回答
-
江戸時代の夜蕎麦売りの商売の様子について、絵や解説のある資料をいくつかご紹介します。
1 商売の様子が描かれているものとして、以下の資料やデータベースなどがあります。
(1) 『鍬形蕙斎画近世職人尽絵詞 江戸の職人と風俗を読み解く』
大高洋司/編 勉誠出版 2017.2
p.36-37 「上-18 夜鷹・夜蕎麦売り」影印
p.120-121 「上-18 夜鷹・夜蕎麦売り」解説
(2) 『親譲鼻高名 3巻』雀声/作〔他〕 天明5(1785)年 コマ番号10
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8929370(インターネット公開)
(3) 『今様職人盡歌合』銕廼屋大門/著 文政8(1825)年 コマ番号47
国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース
https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/200015532/viewer/47
(4) 『女郎花五色石台』初編 曲亭馬琴/作一陽斎豊国/画 弘化4(1848)年
コマ番号45
早稲田大学図書館 古典籍データベース
https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_03089/he13_03089_0001/he13_03089_0001.html
(5) 『大晦日曙草子』初-八編 山東庵京山/作 香蝶楼国貞/画
天保10~13年(1839~1842)コマ番号47
早稲田大学図書館 古典籍データベース
https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_03049/he13_03049_0001/he13_03049_0001.html
2 夜蕎麦売りについて解説が載っている資料をご紹介します。
(1) 『角川古語大辞典 第5巻 ひ-ん』 中村幸彦/〔ほか〕編 角川書店 1999.03
p.848 よそばきり【夜蕎麦切】
(2) 『日本国語大辞典 第13巻(もんこ-ん)』
日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2002.01
p.633 よそばうり【夜蕎麦売】
p.636 よたかそば【夜鷹蕎麦】
(3) 『近世風俗事典』 江馬務/〔ほか〕監修 人物往来社 1967.12
喜多川守貞の『守貞漫稿』を定本に、現代語訳して、事典形式に整理編集したものです。
p.475 ◇三都ともにある夜売の生業 そば売
p.476にはそば売りの絵も描かれています。
(4) 『江戸の生業事典』 渡辺信一郎/著 東京堂出版 1997.05
p.194-198 「蕎麦売り(夜鷹蕎麦・風鈴蕎麦)」
(5) 『蕎麦 江戸の食文化』 笠井俊彌/著 岩波書店 2001.12
p.237-332 Ⅳ 江戸の夜蕎麦売り
営業していた時期や営業時間、メニューなどについて書かれています。
(6) 『たべもの起源事典』 岡田哲/編 東京堂出版 2003.1
p.265-266 「そばきり(蕎麦き切り/英 buckwheat noodle)」
享保年間に夜鷹そば・風鈴そばが盛んになったことが書かれています。
(7) 『江戸の風俗事典』 石井明/著 東京堂出版 2016.11
p.118 ■夜鷹蕎麦(夜啼きうどん)
※インターネット情報の最終確認日は2022年1月26日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 社会.家庭生活の習俗 (384 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000313014