レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/04/03
- 登録日時
- 2019/07/27 00:30
- 更新日時
- 2019/08/17 16:15
- 管理番号
- 6000039601
- 質問
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解決
2月11日が万歳三唱の日であるとテレビで紹介されていたが、これの根拠を知りたい。
- 回答
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『明治・大正・昭和世相史 (追補版)』(社会思想社)によると、「祝典における万歳発声の初め」の項目あり(106ページ)
「この祝声を発するようになったのは明治22年2月11日の帝国憲法発布の日に始まる」とある。
同年2月7日には文科省で帝国大学、高等師範学校、第一高等中学校、高等商業学校、職工学校、高等女学校、東京音楽学校等の各幹事を招集して、憲法発布当日の祝典に右の学生たちが万歳三唱を唱える手順を相談した(明22・2・8、東京日日)。そして当日は彼ら学生達が万歳を三回歓呼したのである。
以上『明治大正昭和世相史 (追補版)』106ページより。
その他の文献について
『明治・大正・昭和政界秘史』(講談社)に第一章 第一節「ばんざい」の由来 の項あり P19~27
『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』(三省堂)に 1889年[万歳三唱] の項あり P49
ただし、万歳を唱することを提案した人物についてはそれぞれ和田垣博士(『明治・大正・昭和政界秘史』)、外山博士(『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』)となっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『明治・大正・昭和世相史』 加藤 秀俊/[ほか]著 社会思想社 (106ページ)
- 『明治・大正・昭和政界秘史』 若槻 礼次郎/[著] 講談社 (19ページから27ページ)
- 『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』 米川 明彦/編著 三省堂 (49ページ)
- キーワード
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- 記念日(キネンビ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000259147