レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/03/09
- 登録日時
- 2018/04/03 00:30
- 更新日時
- 2018/04/18 11:40
- 管理番号
- 614131
- 質問
-
解決
振袖の文様について
明暦の大火に関係したという伝承のある「荒磯と菊の模様」の振袖について、どのような文様か知りたいと考えています。
<参考情報>
文芸倶楽部 第15巻第9号(明治42年7月1日) 137~172 岡本綺堂
(*清忠画の挿絵3点あり。146頁、147頁、168~169頁) 脚本 振袖火事
( http://iss.ndl.go.jp/books/R100000076-I003119926-00 )
この雑誌に振袖の文様がわかる挿絵が載っているかご確認いただけますか。
『文芸倶楽部』(マイクロ)(YA5-1020)
『東洋画題綜覧 第11冊』(金井紫雲編 芸艸堂 1943)
p.6(6コマ目)「ふりそでくわじ(振袖火事)」に、
「此の由縁を画いたものに山川秀峰筆『振袖物語』(第一回帝展出品)がある。」という記述があります。
( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1141945 )
次の資料で振袖の文様を確認できるか、またそれが「荒磯と菊の模様」であるか、ご確認いただけますか。
『冨士』6(7)(大日本雄弁会講談社 1933-07)
「振袖物語――(折込口繪) / 山川秀峰 (0005.jp2)」
( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1898525 )
- 回答
-
以下の資料の、p.147,p.168に、文様の描かれた振袖の挿絵の掲載があります。
記事名 振袖火事(清忠画)
著者名 岡本綺堂
当館請求記号 YA5-1020
タイトル 文芸倶楽部
注記 資料種別 : [マイクロ資料]
原資料の出版事項: 東京 : 博文館, 1895-1933
巻号・年月 15(9) 1909.7
ページ pp.137-172
以下の資料に、振り袖を着た女性が4人描かれています。そのうち一人の着物には菊が描かれているようですが、荒磯模様かどうかははっきりしませんでした。
記事名 振袖物語(折込口繪)
著者名 山川秀峰
当館請求記号 雑52-31
タイトル 冨士
出版事項 東京 : 大日本雄弁会講談社, 1928-[19--]
巻号・年月 6(7) 1933.7
掲載箇所 折込口絵
*カラーページです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
『帝国美術院美術展覧会図録 第1回 日本画之部』(文部省編 芸艸堂 1926)
p.72(78コマ目)「山川秀峰 振袖物語」を確認したところ、
モノクロの画像で、菊らしき文様が見えますが、細かいところまでは確認できませんでした。
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/932757)
Google画像検索で「山川秀峰 振袖物語」と検索すると、『帝国美術院美術展覧会図録』と同じ構図のカラー画像が出てくることは確認しています。
左右一対で、左側は朱色の背景に赤色の着物の女性一人が、右側は黄色の背景に白色・緑色・青色の着物の女性三人がそれぞれ描かれたものです。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- サービス企画課(レファレンス承認者)NDL
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000234224