レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月08日
- 登録日時
- 2016/06/02 14:15
- 更新日時
- 2018/10/30 09:42
- 管理番号
- 18624
- 質問
-
清水次郎長の代わりに森の石松が金毘羅参りした話は有名だが、清水次郎長が金毘羅参りした帰りに日柳燕石に会ったという話について書かれた資料は?
- 回答
-
(1)次の所蔵あり。
・幕末維新の漢詩 志士たちの人生を読む 筑摩選書 林田愼之助/著 筑摩書房 2014.7
※p.54に次の記述あり。
「清水次郎長親分が金毘羅詣りの際にわざわざ燕石を訪れたという風聞がある。」
・炎は流れる 明治と昭和の谷間 4 大宅壮一/著 1964
※「攘夷派の心理的条件」の項、
p.122-124に
次郎長や石松が金毘羅に来た説についての記述あり。
この中に雑誌「ことひら」掲載の
次郎長が金毘羅もうでの帰りに日柳燕石に会う話が紹介されている。
(2)雑誌「ことひら」について
上記(1)で紹介されていた雑誌「ことひら」について
次の当館所蔵分の昭和40年まで目次を確認したが、該当記事は見当たらなかった。
・「ことひら(欠号あり)」創刊号(1934/3)~ 6巻1号(1939/1)・・・19点
・「こと比ら」 創刊号(昭和25年)~No.20(昭和40年)・・・20点
なお、上記「こと比ら」の次の号に、創作だが、日柳燕石と森の石松が会う話が掲載されていた。
・こと比ら 昭和35年 琴平山文化会/[編]・発行 1960
※p.55-58「森の石松 こんぴら三度笠(荒井とみ三)」
(3)次の図書に日柳燕石と清水次郎長の関わりについての記述あり。
・幕末・男たちの名言 時代を超えて甦る「大和魂」 童門冬二/著 PHP研究所 2007.2
※「清水次郎長」の項に次のような記述あり。
「ほんとうなら、四国の日柳燕石と次郎長との間に
交流があれば面白いのだが、やはり当時の交通事情では
それは無理なようだ。」
当館に所蔵はないが、gooleブックスの次のURLで該当部分が確認できる。
Http://ur0.xyz/ue10
- 回答プロセス
-
(1)次の図書を確認したが、清水次郎長についての記述は見当たらなかった。
・日柳燕石全集 香川新報社 1923.8
※p.51-75「第十六項 交遊」、p.75-80「第十七項 交友録」
・琴平町史 琴平町史刊行会/編・発行 1970.9
※p.31-32「有名人も来た琴平」
(2)次の図書の目次を確認したが、日柳燕石と清水次郎長の関わりについての内容は見当たらなかった。
・日柳燕石先生小伝 神余潮外/著 榎井村 燕石会 1937.8
・勤王奇傑日柳燕石伝 草薙金四郎/著 文友堂 1939.11
・日柳燕石 田村栄太郎/著 春陽堂書店 1939.10
・日柳燕石研究 1 相原言三郎/著 1967.6
・日柳燕石研究 2 相原言三郎/著 1967.10
・日柳燕石研究 3 相原言三郎/著 1968.3
・日柳燕石研究 4 相原言三郎/著 1968.8
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289)
- 漢詩文.日本漢文学 (919)
- 参考資料
- キーワード
-
- 漢詩
- 伝記-日本
- 日柳燕石
- 清水次郎長
- 浪曲「石松代参三十石船」
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000192874