レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年4月1日
- 登録日時
- 2016/04/13 11:45
- 更新日時
- 2016/07/16 09:56
- 管理番号
- 名古屋市千-2016-1
- 質問
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シャクナゲの花のうち、「有鱗片」という表示のついたものがあった。その意味は?
- 回答
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日本国語大辞典によると、「しゃくなげ」の項に「ツツジ属シャクナゲ亜属の植物の総称。-中略-子房や葉に腺状鱗片のないものがこれにはいる。」とあり、一般的なシャクナゲは、鱗片のないものを言う。
インターネット園芸大事典の「有鱗片シャクナゲ」の項目によると、シャクナゲには2種類あり、いわゆる西洋シャクナゲと日本のゲンカイツツジやヒカゲツツジと同じ仲間の有鱗片シャクナゲに分けられる。有鱗片のシャクナゲとは、一般的なシャクナゲではなく、ゲンカイツツジやヒカゲツツジと同じ仲間であるらしい。
原色日本植物図鑑[第4]改訂版 木本編の、ツツジ属の亜属および節の検索表によると、葉に円い線鱗片があるゲンカイツツジ亜属、葉と子房に円い腺鱗片がないシャクナゲ亜属、葉と子房に円い腺鱗片があるヒカゲツツジ亜属というように区別されている。
- 回答プロセス
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①日本国語大辞典 第6巻 第2版 さこう-しゅんひ
「しゃくなげ」の項に「ツツジ属シャクナゲ亜属の植物の総称。-中略-子房や葉に腺状鱗片のないものがこれにはいる。」とあり、一般的なシャクナゲは、鱗片のないものを言うらしい。
②インターネット園芸大事典(http://www.jiten8.com/flower/jiten/KABOKU/syakunage2.php)(2016年4月13日確認)
「有鱗片シャクナゲ」という項目があり、シャクナゲには2種類あり、いわゆる西洋シャクナゲと日本のゲンカイツツジやヒカゲツツジと同じ仲間の有鱗片シャクナゲに分けられるという説明がある。西洋シャクナゲより早咲き、もともとは中国の高地などに生育、寒さに強く暑さに弱い品種が多かったが、ゲンカイツツジやヒカゲツツジとの交雑によって日本の気候でも栽培しやすい品種が出回るようになってきた、とあり、その栽培法が載っている。
③原色日本植物図鑑 [第4] 改訂版 (保育社の原色図鑑) 木本編
P148~149に、ツツジ属の亜属および節の検索表があり、葉に円い線鱗片があるゲンカイツツジ亜属、葉と子房に円い腺鱗片がないシャクナゲ亜属、葉と子房に円い腺鱗片があるヒカゲツツジ亜属というように区別されている
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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北村四郎 共著 ; 村田源 共著 , 北村四郎 , 村田源. 原色日本植物図鑑 木本編1. 保育社, 1979. (保育社の原色図鑑 ; 49)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069377232-00
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北村四郎 共著 ; 村田源 共著 , 北村四郎 , 村田源. 原色日本植物図鑑 木本編1. 保育社, 1979. (保育社の原色図鑑 ; 49)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000191063