レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/04/09
- 登録日時
- 2015/05/31 00:30
- 更新日時
- 2015/06/17 10:04
- 管理番号
- 6000021421
- 質問
-
解決
50年前に頂戴した結納品の取扱いに困っている。処分の仕方について書かれた本はあるか。
- 回答
-
『早引き・図解冠婚葬祭とマナー大事典』(成美堂出版)や『現代マナー事典』(講談社)などに、神社を通じて処分できることが紹介されていたので、それをご覧いただいた。また読売新聞の平成9年(1997年)5月15日(大阪朝刊)に掲載された「家に残った結納品の扱い方」という記事もご紹介した。
- 回答プロセス
-
冠婚葬祭に関わるご質問だったので、風俗習慣の本棚にある図書の内容を確認した。時代が変わると価値観も変わるため、書庫にあった3、40年前の資料も見たが、あいにく収蔵書には参考となる記述は見つけられなかった。
当館で契約している新聞記事データベースで「結納品」「処分」といったキーワードで検索して、ヒットした記事を紹介した。複数の記事によると神社に依頼すると焼納料等が発生するケースもあるとのこと。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 9版)
- 参考資料
-
- 『早引き・図解冠婚葬祭とマナー大事典』成美堂出版編集部/編(成美堂出版) (p237)
- 『現代マナー事典』講談社/編(講談社) (p139)
- キーワード
-
- 結納
- 冠婚葬祭
- 風俗習慣
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
『早引き・図解冠婚葬祭とマナー大事典』p237
調理に使えるもの以外の「結納品は、記念に保管しておいてもよいですが、正月飾りといっしょに神社で焼いてもらうこともできます。」
『現代マナー事典』p139
「結婚式がすんだら、結納品は記念として保存しておいてもいいし、あるいは目録だけ残して処分してもかまいません。/といって、もう不要だからとゴミ箱にぽい、というのは困ります。処分するときは、できるなら近くの神社に持参してしかるべく処分していただくのが最良の方法だといえましょう。」片木盆をお盆として、末広に絵を描いて飾り絵として転用する記載あり。
読売新聞(大阪朝刊)1997年5月15日「家に残った結納品の扱い方」
神社に納める際の注意点や、羽子板や髪飾りに転用する例示あり。
同記事には「神社本庁広報課によると結納品を納めることができるかどうかは、神社によって異なる。引き取ってもらえる場合、祈とう料が必要な場合がある。」と断わりが書いてあった。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000175244