レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年03月19日
- 登録日時
- 2015/01/16 18:06
- 更新日時
- 2015/03/11 11:48
- 管理番号
- 埼熊-2014-091
- 質問
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解決
地理・行政用語としての「関西」と「近畿圏」の範囲が知りたい。また、三重県は含まれるのかも知りたい。
- 回答
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以下の資料に該当の記述があった。
『広辞苑 第5版』(新村出編 岩波書店 1998)
p597「かん-さい 関西」
「(4)現今では東京地方を関東と称するのに対して京阪神地方をいう。」
p824「京阪神」
「京都・大阪・神戸の併称」
p727「近畿」
「近畿地方 京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山・三重の二府五県を含む地域。」
『人文地理学辞典』(山本正三編集 朝倉書店 1997)
p73「関西」
「(「吾妻鏡」の)1203(建仁3)年8月23日の一節に近江国と若狭国を含めた畿内、山陽道、山陰道、南海道、西海道の計38国を関西と称していたことが記されている。関西の語は中世や近世を通して(美濃国)不破、(伊勢国)鈴鹿関以西の西日本全域を指す言葉として使われた。明治期になると、関西の語は西日本全域という広域を示す用語に加え、京阪神が関西の中心といった意識のもとに京阪神を関西とする用例が現れる。こうして、明治以降、関西の語は核心としての京阪神、狭域としての三重を除く近畿地方または滋賀・岡山間、中地域としての近畿・中国・四国地方、大地域としての名古屋・富山以西の西日本という、4種類の地域を示す呼称となった。今日では、上述の核心、あるいは狭域の意味で用いられることが多い。」
p95「近畿圏」
「1963年に制定された近畿圏整備法に基づく地域計画策定のための範囲。大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県、福井県の8府県で、京都、大阪、神戸の3都市を核とし、その都市的影響を強く受ける地域である。」
『コンサイス日本地名事典 第5版』(三省堂編修所編 谷岡武雄監修 三省堂 2007)
p374「関西」
「現在、ほぼ滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の6府県をいう。」
p422「近畿地方」
「三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の2府5県の総称。」
- 回答プロセス
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事典類を調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『広辞苑 第5版』(新村出編 岩波書店 1998) , ISBN 4-00-080112-0
- 『人文地理学辞典』(山本正三編集 朝倉書店 1997) , ISBN 4-254-16336-3
- 『コンサイス日本地名事典 第5版』(三省堂編修所編 谷岡武雄監修 三省堂 2007) , ISBN 978-4-385-16051-1
- キーワード
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- 近畿地方
- 三重県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000166263