レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/12/16 15:32
- 更新日時
- 2014/12/25 12:26
- 管理番号
- 2015.1-03
- 質問
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解決
日本で街路樹はいつ頃から植えられるようになったのか。その移り変わりも知りたい
- 回答
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1.『世界大百科事典 4 オ-カイ』(平凡社 2009年)p.678「街路樹」の項目の[歴史]の欄に、日本では藤原京、平城京から平安京に至るまでに、街路樹としてタチバナ、ヤナギ、サクラ、エンジュなどが植えられていたようである、とある。
2.『日本大百科全書 4 2版 おおつ-かき』(小学館 1994年)p.763~p.765「街路樹」の項目には「日本の並木、街路樹の起源も古く、『日本書紀』によると敏(び)達(だつ)天皇(在位572~585)のころ難波(なにわ)の街路にクワが植えられたとある。」と載っている。
3.『街路樹』(山本 紀久/著 技報堂出版 1998年)p.4「街路樹解説」の「2.日本の道路並木のあゆみ」の章に、奈良時代の759年に宮符により五畿七道(東海道、東山道、北陸道、山陰道、南海道、西海道、山陽道)の駅路の両側に「果樹」を植えたのが、街道並木の始まりとされる、とある。
4.『「街路樹」デザイン新時代』(渡辺 達三/著 裳華房 2000年)p.29「街路と街路樹の文化小誌」の章の「古代の街路樹」の項目に、滋賀県大津市の穴(あの)太(う)遺跡から、モモの木が列植された跡が見つかった、それは6世紀末から7世紀初頭のものと推定される、という記述がある。また、759年に七つの街道に「菓樹」の植栽を命じる太政官符が出た、という解説もある。
5.『街路樹を楽しむ15の謎』(渡辺 一夫/著 築地書館 2013年)15の樹木が取り上げらていて、中には歴史について触れられているものもある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 世界大百科事典 4 2009年改訂新版 オ-カイ1 平凡社 2009
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小学館編. 日本大百科全書 4 おおつ-かき 二版 二版. 小学館, 1994-01.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000067840-00 , ISBN 4095261048 -
日本造園建設業協会 監修 , 山本紀久 著 , 山本, 紀久, 1940- , 日本造園建設業協会. 街路樹. 技報堂出版, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002736896-00 , ISBN 4765521184 -
渡辺達三 著 , 渡辺, 達三, 1943- , 遺伝学普及会. 「街路樹」デザイン新時代. 裳華房, 2000. (ポピュラー・サイエンス)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002923109-00 , ISBN 4785387211 -
渡辺一夫 著 , 渡辺, 一夫, 1963-. 街路樹を楽しむ15の謎. 築地書館, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024373861-00 , ISBN 9784806714545
- キーワード
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- 街路樹
- 日本
- 起源
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000164636