レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/29
- 登録日時
- 2014/11/06 00:30
- 更新日時
- 2014/12/11 17:04
- 管理番号
- 6000019041
- 質問
-
未解決
お辞儀の歴史についてわかる本はあるか。日本ではいつごろお辞儀をする習慣が広まったか、どこから伝わってきたかを知りたいと思っている。(未解決)
- 回答
-
お辞儀の歴史について詳しくまとまった資料は発見できず。『明治人の作法』『マナーとエチケットの文化史』などをごらんいただいた。
- 回答プロセス
-
『世界大百科事典』(平凡社)で「挨拶」「作法」「礼」等のキーワードを調べるが、お辞儀の起源については記載なし。
作法(385.9)・コミュニケーション論(361.4)・有職故実(210)の書架を調べ、さらに所蔵資料をキーワード「挨拶」「行儀作法」「礼法」などで検索し、本の内容を確認する。
『明治人の作法 躾けと嗜みの教科書』(文藝春秋)には、明治時代に作られた「小学校作法教授要項」や江戸時代に流行した「小笠原流」作法等、現代の作法のもととなった考え方等があり。
『マナーとエチケットの文化史 世界のあいさつと作法』(原書房)p19-21には、古代の慣習を含む西洋のおじぎや中国の叩頭についての記載があり。
『日本人はなぜそうしてしまうのか お辞儀、胴上げ、拍手・・・の民俗学』(青春出版社)p65-70には、頭を下げるあいさつのルーツとして、「魏志倭人伝」や「日本書紀」の記事・江戸期や明治期の作法教育の簡単な解説があり。
これら3冊をごらんいただいたところ、これで充分とのこと。
なお、以下の本には、お辞儀の歴史についての記載はなかった。
『時代考証事典』正・続(新人物往来社)
『有職故実図鑑』(東京堂出版)
『日本人の行動パターン』(日本放送出版協会)
『英語で話す日本の文化』(日本放送出版協会)
『まるかじり礼儀作法 有職故実から暮しのマナーまで』(PHP研究所)
『時代劇と風俗考証 やさしい有職故実入門』(吉川弘文館)
『「お辞儀」と「すり足」はなぜ笑われる』(日本経済新聞出版社)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 9版)
- 参考資料
-
- 『明治人の作法』横山 験也/著(文藝春秋)
- 『マナーとエチケットの文化史』ベサニー・パトリック/著(原書房)
- 『日本人はなぜそうしてしまうのか』新谷 尚紀/著(青春出版社)
- キーワード
-
- 礼儀作法(レイギサホウ)
- 歴史(レキシ)
- お辞儀(オジギ)
- 挨拶(アイサツ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000161816