レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/01/18
- 登録日時
- 2014/02/06 00:30
- 更新日時
- 2014/02/07 17:59
- 管理番号
- 6000014463
- 質問
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解決
コナン・ドイルの父親が書いた『ドイル・ダイアリー』という本を探している。
- 回答
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お探しの本は『The Doyle diary : the last great Conan Doyle mystery : with a Holmesian investigation into the strange and curious case of Charles Altamont Doyle』。近隣では和歌山大学附属図書館に所蔵あり。
- 回答プロセス
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コナン・ドイルの父親について調べるため、『集英社世界文学大事典3』(集英社)p127、コナン・ドイルの項を見るが父親についての記載はなし。
930.2の書架にてコナン・ドイルに関する本を探す。
『シャーロック・ホームズの醜聞(スキャンダル)』(晶文社)を見るとp21に、コナン・ドイルの父親は「チャールズ・アルタモント・ドイル(1829-1893)」といい、公務員であったがアルコール依存症に陥り、晩年を精神病院で過ごした人物であったことがわかったが、その著作についての記載はなし。
『ドイルとホームズを「探偵」する』(日本経済新聞出版社)を見るとp55に、1888年に企画されたコナン・ドイルの単行本「緋色の研究」の挿絵を父チャールズが描くことになったが、送られてきた挿絵はひどいものであったという旨の記述はあるが、著作についてはわからず。
『コナン・ドイル伝』(東洋書林)を見るとp198に、「施設に入れられていた間、チャールズ・ドイルはだいたい水彩画を描いて過ごしていた。何十年後かに発表された一冊のスケッチブックを見ると、死ぬ前の数年間の痛切な日記でもあることがわかる。」とあり、これが「ドイル・ダイアリー」ではないかと推測する。
続いて「チャールズ・ドイル」、さらに「Charles Doyle」で横断検索したところ、『The Doyle diary : the last great Conan Doyle mystery : with a Holmesian investigation into the strange and curious case of Charles Altamont Doyle』という資料が該当。府内公共図書館・国会図書館には所蔵なし。近隣では和歌山大学附属図書館に所蔵があることと利用方法をお伝えした。
- 事前調査事項
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市内および横断検索にて「ドイル・ダイアリー」を検索するも該当なし。
- NDC
- 参考資料
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- 『集英社世界文学大事典3』『世界文学大事典』編集委員会/編 集英社 (p127)
- 『コナン・ドイル伝』 ダニエル・スタシャワー/著 東洋書林 (p40-41、p198-201、p449-451)
- 『ドイルとホームズを「探偵」する』 河村 幹夫/著 日本経済新聞出版社 (p26-28、p34-39、p55-57)
- 『シャーロック・ホームズの醜聞(スキャンダル)』 小林 司/著 晶文社 (p21-22)
- キーワード
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- 文学(ブンガク)
- 英文学(エイブンガク)
- イギリス(イギリス)
- アーサー・コナン・ドイル(コナン・ドイル)
- チャールズ・アルタモント・ドイル(チャールズ・ドイル)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000148927