レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年6月19日
- 登録日時
- 2013/08/21 11:44
- 更新日時
- 2013/09/16 16:49
- 管理番号
- 中央-1-00558
- 質問
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解決
源氏物語の中に出てくる言葉(名詞)の登場回数を知りたいが、そのようなデータベースはあるか。登場回数がわかる文献でもよい。
- 回答
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(1)データベースについて
源氏物語の語彙をカウントするデータベースは以下のものが見つかった。
・源氏物語の語彙検索(KWIC)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/genji/(2013.8.22最終確認)
個人のホームページであるが、言葉を入れて検索すると件数も表示される。
・古典総合研究所 語彙検索
http://www.genji.co.jp/kensaku.htm(2013.8.22最終確認)
「源氏物語大成」「尾州家河内本源氏物語」「新編日本古典文学全集」「新日本古典文学体系」「全訳源氏物語(角川文庫)」「The Tale of Genji」の中の言葉を入力すると、該当する箇所の一覧が表示される。
(2)書籍について
書籍では以下のものが見つかった。
・『源氏物語事典』上巻・下巻 池田 亀鑑/編 東京堂出版 1973
源氏物語本文中の主要事項訳3000を選んで項目を立て、歴史的仮名遣いと漢字、『源氏物語』中に見える用例数、事項の意味が記されている。
・『源氏物語語彙用例索引』 上田英世 [ほか]共編 勉誠社 1994
自立語篇第1~5巻と付属語篇第1~5巻、別冊の全11巻からなる。
下記の古典総合ホームページで紹介されている。
http://www.genji.co.jp/tyosyo/tyosyo2.html(2013.8.22最終確認)
- 回答プロセス
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(1)インターネット検索をしてみる。
・統計数理研究所にて、「源氏物語」の言葉を数量的に分析するデータベースの作成についての中間報告らしきレポートが出されている。
村上征勝「『源氏物語』の言葉を分析する」『統計数理』(1996),44(1),p.127~131
http://www.ism.ac.jp/editsec/toukei/pdf/44-1-127.pdf
データ修正を終えた22万語については「源氏物語語彙用例総索引‐自立語篇‐」全5巻として1994年に出版したとのこと。
このデータベース自体は見つからず。
・古典総合研究所のホームページに“源氏物語の数量データ”というウィンドウがあるが、8品詞の使用率しか載っていない。
「源氏物語の数量データ」
http://www.jplife.co.jp/genji/(2013.8.22最終確認)
・「源氏物語の語彙検索(KWIC)」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/genji/(2013.8.22最終確認)
→言葉を入れて検索ができる。件数も表示される。
・源氏物語(新編日本古典文学全集)語彙検索
http://www.genji.co.jp/zenshu-genji-srch.php(2013.8.22最終確認)
→こちらも言葉を入れて検索。その後が入っている行が表示され、行数もわかる。古典総合研究所のデータべースのよう。
・日本古典文学原文検索
http://www.asahi-net.or.jp/~gb4k-ktr/litext.htm(2013.8.22最終確認)
→複数の版の『源氏物語』の語彙検索ができる。
(2)913の参考図書の書架を見てみる。
・『源氏物語事典 上・下』池田 亀鑑/編 東京堂出版 1973
凡例のところに、「項目は、歴史的仮名遣いによって立て、その下に宛て得るものは漢字を宛て、次に類別を示すものは示し、次に『源氏物語』の中に見える用例数を記した」とあり。
しかし、「源氏物語本文中の主要事項約3,000を撰んで項目を立てた」ものなので、すべてのことばについての数がわかるわけではない。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 源氏物語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135535