レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/05/16
- 登録日時
- 2013/07/19 00:30
- 更新日時
- 2013/07/24 11:23
- 管理番号
- 0000000041
- 質問
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解決
斎藤半六について調べている。出身地の石川県に何らかの資料・記録が残っていないか。
- 回答
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1.石川県関係で見つかった資料は以下の2点で、県内関連の図書・雑誌・新聞記事等を見ても、斎藤半六に関する研究は見つかりません。
(1)斎藤半六の実兄の伝記『中橋徳五郎』上巻p8~9に斎藤半六の簡単な略歴があり、また斎藤家に関する記述があります。
(2)斎藤家は加賀藩士で、斎藤半六の父、斎藤宗一が明治3年に書いた「由緒一類附帳」が金沢市立玉川図書館近世史料館に残されています(『加越能文庫解説目録』上巻p82)。内容は上記図書で紹介されています。
2.軍の退役後については、以下の記事が見つかりました。インターネットより閲覧できます。
(3)『地學雜誌』 51(7), 300-312, 1939に「捕鯨事業」(昭和14年5月6日、「本會總會」に於ける斎藤半六の講演)によると、「一昨々年より漁船協會といふものを發起致して、今もその仕事をして居る」とあります(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/51/7/51_7_300/_pdf 確認日:2016-05-16)。
3.このほか「国立公文書館デジタルアーカイブ」「アジア歴史資料データベース」などで、複数の公文書がヒットします。国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/)で「すべての連携先を検索する」にチェックを入れて検索すると、横断検索ができます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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(1)記録によれば皇居生物学御研究所並びに、皇室と所縁の深い山階鳥類研究所への標本の寄贈や譲渡に、海軍軍人であった斎藤子爵が関わっていた事が解かっている。
(2)植物学の分野に置いて南方熊楠と交流が在ったらしい。
(3)石川県専門学校で科学を学んでいたらしい。
(4)斎藤子爵の経歴は、軍人時代の記録が主で、退役から亡くなるまでが解からない。
- NDC
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- 伝記 (28 9版)
- 参考資料
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- 1 中橋徳五郎 上巻 牧野 良三∥編 大空社 1995.3 K289/470/1
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2 「捕鯨事業」 斎藤半六 1939 300-312 『地學雜誌』 51(7) -
3 加越能文庫解説目録 上巻 金沢市立図書館∥編 金沢市立図書館 1975.3 K025/15/1
- キーワード
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- 斎藤半六
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000134003