レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月21日
- 登録日時
- 2012/07/13 16:48
- 更新日時
- 2014/04/25 17:35
- 管理番号
- honlib-2012-001
- 質問
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解決
2年前に京都国立近代美術館で展覧会が開催された「ハクトウ」という作家を探している。アヴァンギャルドらしい。
京都国立近代美術館に聞いたら、「ハクトウ」という作家はいないといわれた。
- 回答
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玉村方久斗(1893-1951) だと思います。
京都国立近代美術館で、2008年1月8日-2月17日に展覧会が催されていました。
展覧会名が、「玉村方久斗展 : 日本画改革の先導者 = Tamamura Hokuto : revolutionary of the Japanese style painting」なので、アヴァンギャルドとも言えるのではないでしょうか。
回答後、次の情報をいただきました。
・【資料4】p.527-547 「日本画家としての玉村方久斗 : 新出作品を中心として / 菊屋吉生 [著]」
に「アバンギャルドの画家」の記述あり。
・彩管の魔術師 玉村方久斗遺作展(画廊で開催された展覧会の後記)
http://www10.ocn.ne.jp/~hoshinog/kouki/k_64/k_64.html (2012年7月11日確認)
「アヴァンギャルドな美術運動」の記述あり。
・玉村方久斗と印象派(描かれた木々草花を中心に) 星野万美子(画廊で開催された展覧会リストより)
http://www10.ocn.ne.jp/~hoshinog/zuroku/z_64_2/index.html (2012年7月11日確認)
「アヴァンギャルドの活動」の記述あり。
- 回答プロセス
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美術家索引【資料1】を見ると、「白兎(ハクト)」という作家が見つかった。
美術家書誌の書誌【資料2】で探すが、似たような発音の作家は見当たらない。
日本美術家事典【資料3】にも見当たらず。
Googleで「京都国立近代美術館 hakuto」で検索したところ、玉村方久斗展がヒットした。
- 事前調査事項
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利用者がすでに京都国立近代美術館に質問済み
- NDC
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- 日本画 (721 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『美術家索引 : 日本・東洋篇』 / 恵光院白編 日外アソシエーツ, 1991.12-1992.2 (当館請求番号:703||E44||2)
- 【資料2】『美術家書誌の書誌 : 雪舟から束芋、ヴァン・エイクからイ・ブルまで』 / 中島理壽編 勉誠出版, 2007.12 (当館請求番号:703||N34)
- 【資料3】『日本美術家事典 2005年度版』 / 藤森耕英構成・執筆 ; 篠原美智子, 秋島彰子編 オーアンドエム, 2005.3 (当館請求番号:R703.3||N71||2005)
- 【資料4】『大正期新興美術資料集成』 / 五十殿利治, 菊屋吉生, 滝沢恭司[ほか]著 国書刊行会, 2006.12 (当館請求番号:702.16||O64)
- キーワード
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- 玉村方久斗
- 照会先
- 寄与者
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- 近畿大学中央図書館
- ライブラリー82(八十二文化財団)
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000108551