レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月22日
- 登録日時
- 2011/02/25 15:25
- 更新日時
- 2011/04/05 17:11
- 管理番号
- 中央-1-00055
- 質問
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解決
メーテルリンクの「青い鳥」のお話で、未来の国の恋人同士が離れ離れになるが、ドラマの中でその恋人同士はその後会えたのか?ということに「会えなかった」と言っているものがあり、続編などあったのか自分で調べてみたが、わからなかった。
ドラマの中だけで言っているものなのか、本当に続編があるのか知りたいので、調べてほしい。
- 回答
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下記の資料に「青い鳥」の続編があるという記述があった。
・「青い鳥」 メーテルリンク著 末永氷海子訳 岩波書店 2004(岩波少年文庫)
p252「・・・『青い鳥』の続編に『チルチルの婚約』(les fiancailles)があることは、あまり知られていないようです。チルチルはまた新たな旅で、七人の娘の中から婚約者とめぐりあい、それが「光」に似たあの隣家の娘だったという物語です。」
・「図説児童文学翻訳大事典 第3巻」 児童文学翻訳大事典編集委員会編 大空社 2007
p811~812「・・・本書は『青い鳥』とその続編『許婚』を、「幼年の巻」と「少年の巻」として併せて訳出したもの。『許婚』の訳出は他に、小川龍彦訳「婚約」(『白樺』大正9年11月~10年1月、聚英閣より大正10年3月に刊行)、安藤勝一郎訳『許婚』(大正12年2月、冨山房。翌年12年に世界童話大系20『童話劇篇2』に収録)、布施延雄訳『世界文豪代表作全集』18(昭和2年3月、世界文豪代表作全集刊行会)所収の「許婚」、鷲尾浩(雨工)訳「マーテルリンク全集」第5巻所収の「婚約」(大正9年12月、冬夏社)の4人の訳者を確認したが、「青い鳥」に比して僅かな頻度である。」
さいたま市図書館では以下の資料に続編を収録している。
・「メーテルリンク全集第5巻」 メーテルリンク著 本の友社 1989
・「チルチルの青春」 メーテルリンク原作 中村麻美翻案 あすなろ書房 1990
※『青い鳥』の続編として1918(大正7)年に発表された「いいなずけ THE BETROTHAL ―A SEQUEL TO THE BLUE BIRD(英訳)をもとに翻案した作品
・「世界童話大系 第20巻 童話劇篇2」 名著普及会 1989 p165~272
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 児童文学研究 (909)
- 参考資料
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- 「青い鳥」 メーテルリンク著 末永氷海子訳 岩波書店 2004
- 「図説児童文学翻訳大事典 第3巻」 児童文学翻訳大事典編集委員会編 大空社 2007
- 「メーテルリンク全集第5巻」 メーテルリンク著 本の友社 1989
- 「チルチルの青春」 メーテルリンク原作 中村麻美翻案 あすなろ書房 1990
- 「世界童話大系 第20巻 童話劇篇2」 名著普及会 1989 p165~272
- キーワード
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- 青い鳥
- 許婚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000080840