レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/6/25
- 登録日時
- 2009/08/14 02:11
- 更新日時
- 2010/02/12 13:47
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-090081
- 質問
-
未解決
「ちるさくら のこるさくらも ちるさくら」という歌について(1)良寛の作品であるか。(2)漢字とひらがなはどのように使われているか。
- 回答
-
(1)当館所蔵資料を調査したが、良寛の歌ったものである、と明記している資料はなかった。歌と良寛の関係については次の資料に記述がある。
資料1.p.228に「散る桜の句は良寛作かどうか分からない」という記述あり。
資料2.p.169に「いわゆる辞世の句として語り継がれているものに(略)又辞世の句はと問ひしに〈散る桜残る桜も散る桜〉」という記述あり。
その他、良寛に関する所蔵資料を調査したが該当する記述はなかった。
(2)漢字とひらがなについては資料1.p.228、資料2.p.169に「散る桜、残る桜も 散る桜」と記されている。
【参考資料】
資料1.良寛の逸話.谷川敏朗.恒文社,1998【188.82/リヨ1998.5】
資料2.良寛.鹿児島徳治.考古堂書店,1993【188.82/リヨ1993.9】
資料3.良寛さんのうた.良寛.童話屋,1995【911.15/リヨ1995.Y】
資料4.辞世のことば.中西進.中央公論社,1986【CS/824】
資料5.良寛入門.久馬彗忠.法蔵館,2000【188.82/リヨ2000.1】
資料6.校注良寛全歌集.良寛.春秋社,1996【911.15/リヨ1996.2】
資料7.辞世の句と日本人のこころ.吉田迪雄.東洋館出版社,2000【281.04/2000.2】
資料8.良寛さま.高橋治.高橋治,1999【911.15/リヨ1999.4】
資料9.良寛.吉野秀雄.アートデイズ,2001【911.15/リヨ2001.7】
資料10.良寛のウィット.小林新一.考古学書店,1989【911.35/リヨ1989.0】
資料11.良寛の歌.須佐普長.第一書房,1942【911.15/リヨ1942.Y】
資料12.良寛歌集.良寛.創元社,1963【911.15/リ1-3】
資料13.良寛全集.良寛.牧野出版,1994【918.5/リヨ1994.8】
- 回答プロセス
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良寛の作品であるかを所蔵資料で調査。調査対象は、人物研究も含む良寛関係資料。調査資料の中に、辞世の句として語り継がれているという記述を確認したため、辞世の句に関する資料も調査したが、良寛作と明記されている資料は確認できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 良寛の逸話 谷川 敏朗/著 恒文社 1998.5 188.82/リヨ1998.5 228
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2 良寛 鹿児島 徳治/著 考古堂書店 1993.9 188.82/リヨ1993.9 169 -
3 良寛さんのうた 良寛/[著] 田中 和雄/編 童話屋 1995.11 911.15/リヨ1995.Y -
4 辞世のことば 中西 進/著 中央公論社 1986.12 CS/824 -
5 良寛入門 久馬 慧忠/著 法蔵館 2000.1 188.82/リヨ2000.1 -
6 校注良寛全歌集 良寛/[原著] 谷川 敏朗/[校訂]著 春秋社 1996.2 911.15/リヨ1996.2 -
7 辞世の句と日本人のこころ 吉田 迪雄/著 東洋館出版社 2000.2 281.04/2000.2 -
8 良寛さま 高橋 治/[著] [高橋治] 1999.4 911.15/リヨ1999.4 -
9 良寛 吉野 秀雄/著 アートデイズ 2001.7 911.15/リヨ2001.7 -
10 良寛のウイット 小林 新一/写真と文 考古堂書店 1989 911.35/リヨ1989.0 -
11 良寛の歌 須佐 晋長/著 第一書房 1942 911.15/リヨ1942.Y -
12 良寛歌集 良寛/[著] 東郷 豊治/編著 創元社 1963 911.15/リ1-3 -
13 良寛全集 良寛/[著] 玉木 礼吉/編著 牧野出版 1994.8 918.5/リヨ1994.8
- キーワード
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- 良寛
- 辞世の句
- 散る桜
- ちるさくら
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000057159